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PMS(月経前症候群)という言葉をご存知ですか?
PMSは、ここ十数年くらいで日本でも広く一般的言葉になってきました。
女性なら知っている方がほとんどではないでしょうか。
PMSとは、生理前3~10日間前後に起こる、様々な精神的・身体的な不調を指します。
原因は女性ホルモンだと言われていますが、完全にはまだ解明されていません。
症状も様々で、軽いものから重度のものまで、おそらく女性であれば、「これってPMS!?」と思える症状を体験したことがある方は多いのではないでしょうか。
実はPMSになりやすい性格があるのをご存知ですか?
女性自身も自分がPMSなのかどうか、判断に迷いがちです。
実は、PMSは「なりやすい性格傾向」が指摘されています。
実際にも医学的なデータによると、10代~50代までの女性300人に行った調査において、PMSの症状が出やすい人には共通点があったようです。
PMSになりやすい性格一覧
自分がいくつ当てはまるか、数えてみてください!
□律儀
□まじめ
□几帳面
□完璧主義
□負けず嫌い
□自分に厳しい
□執着心が強い
□嗜好品の量が多い
□空想癖がある
□コンプレックスがある
□自我が強い
□我慢するタイプ
□こだわりが強い
□普段は感情をあまり表に出さない
□生活リズムが変則的
□依存が強いもの(酒、タバコ、食、物、人、性交渉など)がある
□生理はわずらわしいと思っている
□いつもなんとなく体調が悪い
□自律神経系のバランスが悪い
□ストレス関連疾患を患ったことがある
10個以上ある人は特に要注意、とのことです。
あなたはいくつあてはまりましたか?
上記の項目のなかでも、コーヒーや甘い物などの「嗜好品の摂取量が多い人」と、「神経質・几帳面な性格の人」は、特にPMSになりやすい傾向があったそうです。
神経質・几帳面な性格の方などは、日頃溜め込んでいるストレスが、生理前のタイミングで放出されてしまいやすいのかもしれませんね。
PMSの対処法
もしあなたが「もしかしてPMSかも…」と感じたら、まずはあなた自身がPMSについての知識をしっかり身につけ、その時期をうまく乗り越える工夫をしましょう。
(例:睡眠や休息をたっぷり取る、アルコールやカフェインを控える、
細かい作業は避ける、等)
そして更に大切なことは、自分特有の症状について、パートナーの男性にしっかり伝えておくこと。
PMSに悩む女性に多いのが、PMSが原因で異性との関係がうまくいかなくなってしまう、というパターン。
例えば、
「私はPMSの時期は○○してしまいがちだから、あまり真に受けないでね」
「涙もろくなっちゃうけど、あなたを責めているわけじゃないから、ただ慰めてほしいな」
「少しボンヤリしがちだけど、気にしなくていいからね」
などなど、してほしい対応や弁解を前もって伝えておくのもオススメです。
男性は理由がきちんと分かれば納得して行動してくれる方も多いので、症状の強い方はしっかり説明して協力を得られれば最高ですね。
もっと自分を理解して欲しいと思う方へ
「察して欲しい…」
「分かって欲しい!!」
これは誰もが思う事ではあります。
しかし、悲しい事に殆どの男性は女性の心の変化に鈍感なのです。
それに、ひとりの人間を理解するのは簡単な事ではありません。
まずは受け身にならず
「私って××なの」
「これは良いけど、これはダメなんだ」
このように自分の気持ちや傾向を常日頃から伝えられると、自分をいち早く理解してもらう事に繋がります。
何より自分を分析して理解する事が出来ます。
自分を客観視する事が出来ると、自身の心をコントロールしやすくなりますからPMSの対処法にもなるんです。
周りに理解してもらえるよう、まずは自分で自分を理解できるようにしましょうね。