From:黒木ゆい
どうも!ネガティブ女子代表、黒木です。
今日も皆さん、
ネガティブしてますかーーー!?
人がネガティブになるのって、たいてい夜1人でいるときですよね。
最近映画化して話題のマンガ、『寄生獣』でも、「人間は心が暇だから悩む」って名言があるんだけど、けっこう的を得ていると思います。
私の友人も、「夜がなければ男なんていらないよね…」って言ってたくらい(笑)
独りで過ごす夜に、暗ーーい気持ちになっている人って、けっこう多いんじゃないのかなぁ。
考えることが好きだったり、考える暇がありすぎると、ネガティブになりやすいんですよね…。
あまりに考える時間がなさすぎるっていうのも考えものだけど、(その場合、心より先に体が病む)家に引きこもって1人で過ごす時間が多いと、どんどんネガティブになっちゃう。
…とはいえ。
ものぐさ女子代表でもあるワタクシ、「外に出たくない!めんどくさい!」という引きこもり女子の気持ちも、痛いほど分かります(笑)
そんなネガティブになってしまう夜にオススメなのが、読書!
本を読んでいる間は考え事できないからね(笑)
しかも今日は、ネガティブ女子だった私の人生観を180度変えた、とっておきの一冊をご紹介します!
雨の日も、晴れ男 (文春文庫)
主人公アレックスは、体脂肪40%以上、パッとしない中年会社員。
そんなアレックスに、二人の幼い神が目をつけた。自由に出来事を起こせる神様は、アレックスに次々と不幸な出来事を起こす。
最初は些細な災難だったが、独自のユーモアで次々と不幸を「笑い」に変えてしまうアレックス。それを「面白くない」と感じた神のいたずらは、どんどんエスカレート。
アレックスに、「笑えない」不幸が襲いかかるが…。
ドラマ化されたベストセラー小説、「夢をかなえるゾウ」の著者、水野敬也さんが、それよりもっと前に書いていた、笑って泣けるコメディ小説です。
個人的には夢をかなえるゾウよりも断然好きですね!
厚さ的にも夢をかなえるゾウの半分くらいしかないし(笑)
文が軽快なので数時間で一気に読めます。
とってもくだらないギャグが満載なんだけど、そこに「不幸とは、そして幸せとは何なのか」というエッセンスが詰まった小説です。
主人公のアレックスはスーパーポジティブおやじ。
ネガティブ女子から見たら、相反する人間だから、反発を感じる人もいるかもしれない。
でも、ネガティブな私は、この小説のラストシーンを見て、気がつきました。
ネガティブって、結局、『自分のことだけを考えてる』ってことなんだなって。
落ち込んでいて、どうしようもない夜。
ただ、もの想いに沈んでいる夜。
その瞬間、あなたは、誰の力になることもできません。
会社で起きた問題を解決して誰かの力になることも、同じように落ち込んでいる友達を思いやることも。
悩んでいる家族を元気づけることも、恋人が出す些細なSOSのサインに気付くことも、自分がネガティブになっている時は、できません。
たとえば、自分が死ぬ瞬間も。
ネガティブな私は…
悲しくて苦しくて、「死にたくない、イヤだ、なんで私がこんな目に」と思うかもしれない。
あるいは、生きているのが辛かったこれまでを憂いて、「やっと死ねる」と、安堵しているかもしれない。
いずれにせよ、ベクトルは「自分」に向いています。
でもアレックスは、
「自分が死んだあと、どうしたら家族が笑えるか」
を考える人でした。
それって、すごいことだよね。
自分のために、ネガティブをやめよう、というのは難しいかもしれない。
でも、ネガティブでいることが、大切な人のためにまったく役に立たないって思ったら…
すこし、「ネガティブな自分」を卒業してみようかな、って思いませんか?
体脂肪が40%以上あっても、まったくモテなくても、頭がハゲちらかしていても、会社をクビになっても。
アレックスが「不幸」でないのは、そこに「ユーモア」があるから。
人生を憂いている暇があったら、1人でも多くの人を、大切な人を、笑顔にしたい。
そんな風に思わせてくれる「雨の日も晴れ男」。
黒木は、過去3回、人にプレゼントして、自分は電子書籍で持ち歩いています(笑)
爆笑必至につき、外で読むのは注意☆
ですよ!!
雨の日も、晴れ男 (文春文庫) 水野 敬也 著
http://www.amazon.co.jp/dp/4167717972
♥こちらの記事もおすすめ♥
・「すぐイキそう、ちょっと待って!」彼がやみつきになるアソコの作り方♡
・“どうせ…”なんてもう言わない!ネガティブな自分を変える必殺技!