From:腹クロ子
改めまして。
腹クロ子です。
初めての講座だったためか、前回は思わず熱が入りすぎて、酸欠になってしまいました。
意図せず前半後半に分けてしまったのですが、ついてきてくださってますでしょうか。
それならよかったです。
では早速続きの講座をはじめましょう。
【意外に早くやってきた別れ】
クラブで出会って以来、リョウさんからは毎日のようにメールが来ました。
そんな猛アピールが延々と続き、さすがに信じてあげようと警戒心を解いたわたしは出会って3ヵ月くらいで付き合いました。
誰もが振り返るようなイケメンから長期的にアタックされたことがなかったので普通にうれしかったですしね。
だからか、今でも当時の話を友人にすると「あのときのクロ子はめちゃめちゃ調子に乗ってたね」と言われます。
間違いなく鬱陶しかったんでしょう。
反省反省。
ただ、いくら調子に乗っていても芯はこじれているわたしですから、ときどき俯瞰で互いの関係を見つめているときもありました。
やっぱり客観的になるって大事で、そうしたことでいろんなおかしな点が見えてくるようになったんです。
たとえば
・語彙力が壊滅的に不足していて話していても前に進まないことがある
・全部自分の常識で話してくるため何を言っても否定されるし馬鹿扱いをうける
・家に来いと呼ばれたときは絶対に行かないと別れをチラつかされる
という人として疑う部分、
・深夜の0時頃になると決まって電話をしに出ていく
・何をするにも携帯は肌身離さず持ち歩く
という明らかに浮気している男性のテンプレのような振る舞いです。
どう見たっておかしくて、もう顔の良さじゃカバーできないところまできていました。
でも、その当時は何とか我慢しようと頑張っていたんですよ今じゃ到底信じられないけど。
相手の希望は聞かないといけないのに自分だけが我慢しているシチュエーションも、おかしいとは思いながらも「リョウさんがいなくなるよりマシ」と常に自分を騙して毎晩泣いていました。
【あっという間に訪れた別れ】
そんな日々も半年で幕を閉じます。
キッカケはリョウさんからの唐突な別れ話でした。
理由は、重いことや言いなりみたいな姿勢が嫌だということだったのを覚えています。
謝罪の言葉は一切なく、どこか虚ろな目をしてとにかくわたしが悪いという話を延々と続けるリョウさん。
「いやいやお前が無理矢理抑えつけてたんやろがぃ!!おん???
口に手ェ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか??????」
今であればこんな風に言えたであろうわたしですが、その当時はショックで声が出ず縋ってはいけないと号泣して鼻水を出しながら
「い゛ま゛ま゛で゛あ゛り゛がと゛う゛」
とワンピースのロビンのように濁点だらけで伝えたのを昨日のことのように覚えています。
いやぁ今思い出してもあれはひどかった。
数日はご飯も食べられず、学校に行くこともできず家で眠り続けていました。(余談ですがそうしている間にジェンダー学という科目の単位も落として補習させられ、これもまた地獄でした。)
ですがいつまでも落ち込んでるわけにはいきません。
1ヵ月程でその失恋を乗り越え、無事就職先も決まり、忙しくしているうちにすぐにリョウさんのことは忘れられました。
しかし、本当の衝撃は遅れてやってくるものです。
『ねぇ、まさかと思うけどさ、この人クロ子の元カレじゃない?」
友人に声をかけられ見せられたのはFacebookのページ。
そこには生まれたての赤ん坊を抱えて死んだ目をしているリョウさんが映っていました。
ちょっと待て。
別れてからまだ1ヵ月しか経ってませんけど。
それで子供?え?どういうこと?
めちゃくちゃうれしいはずなのに目が笑ってないし、なんだこれは。
で、奥さん?的な人、かなりの高齢っぽいけどこれ何?
要するに。
リョウさんは出来ちゃった結婚をしてしまったみたいです。
しかもかなり年上の女性と。
調べてみると同じ姓になっていたので、結婚をしたのも間違いないようでした。
わたしの地獄の日々は何だったんだろう…。
こう思いましたが何より「こんな人だと早めに気づけて良かった」そう思いました。
たしかに7ヵ月も苦しんだのは結構な精神的ダメージがありましたし大学の単位も落としたり大変なことはありましたが、早めに学べて本当によかったです。
【まとめ】
ただただ無様な恋愛で、それ以降正統派イケメンへのガードがより一層高くなってしまったことは言うまでもありません。
講座のテーマにまでしていて執念深い自分の性格が気持ち悪いです。
でも、ここで話をしたことで講座に参加したあなたは同じような苦しみを味わうことはないはずです。
もしもこの先、クラブやBARで正統派のイケメンに声をかけられたら
・携帯を肌身離さず持ち歩くタイプではないか
・語彙力はあるか
・やけにマウンティングしたり自分すごいアピールがないか
を確認してくださいね。
そうすれば悲劇は防げるでしょう。
幸せな恋愛をするにはツラい恋愛はきっぱりやめてしまうこと、振られたらラッキーくらいに思うこと。
そしてツラい恋愛のケースやパターンを知識としてちゃんと持っておくこと。
自分で身をもって経験する必要なんてないですから、わたしの経験を自分の知識にして、幸せな恋愛をしてください。
これで第1回講座を終わります。
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