From:大塚りの
彼が「セックスしたい」と言ったり、そういう雰囲気を出してくると、
「性欲を解消したいんだな……」
「『溜まってきた』のかな?」
と、一瞬モヤッとしたり、「結局カラダ目当てで私と付き合ってるの?」と、少し悲しくなったりすること、ありませんか?
もちろんご存知の通り、女性と男性ではカラダの構造からして違うので、彼にとっては「溜まる→出す」は、ごく自然であり、必要なことです。
だから、そういう側面が全くないわけではありません。
でも。
あなたにとって「彼とするセックス」が特別なように、彼にとっても「彼女とするセックス」は、特別なもの。
決して、「肉体的快感を得て射精できればいい」というわけではないのです。
今回は、私たち女性が誤解しがちなそのあたりについて、詳しく解説しますね!
1.満足度≠気持ち良さ
終わったあと、彼が最も「満足した!」と思ってくれるような気持ちいいセックスって、どんなものでしょう。
ものっすごく気持ち良く射精できたセックス?
違います。
「肉体的な快感を得る」だけならば、シロウトの彼女より、プロのお姉さんのお店に行った方が満足がいくし、あるいは、誰よりもツボのわかっている「自分の手」でしたっていいわけです。
では、「彼女とのセックス」の満足度が、何で決まるかというと……、
「彼女を気持ち良くさせられたかどうか」、これです!!
実は、「自分の気持ち良さ」よりも、「相手の気持ち良さ」にこだわる男性は、ものすごく多いんです。
理由はまず、「大切な人を喜ばせてあげたい」という想い。
これは、あなたが彼に何かしてあげるときと同じですから(セックスにせよ、他のことにせよ)、よくわかりますよね。
そしてもうひとつ。
多くの男性には、「セックスの主導権は自分が握りたい」という気持ちがあるからなんです。
昨今、普段の関係ではだいぶ対等だったり、むしろ彼女に合わせる男性も増えてきてはいますが、ことセックスとなると話は別。
その場面では、やはり「自分がリードしたい」と考える男性が多いようです。
そして、自分があんなことやこんなことをしたことで、彼女があられもない無防備な姿に……というのが、興奮するポイントのようなのです。
彼がやたらと「気持ちいい?」と訊いてきたり、あなたがイッたらやたらと満足そうにしていた……、など、あなたにも、心当たりがありますよね?
彼は、自分が気持ちいいのはもちろんうれしいけれど、実はそれよりも「あなたを自分の手で気持ち良くさせてあげられた」ことの方に、より大きな喜びを見出しているのです。
2.したい理由≠気持ち良さ
つい最近の出来事なのですが。
体調やら何やらでしばらく彼とセックスをしていなくて(本音:冒頭に書いたような理由で、実はちょっと避けちゃってました(笑))、かなり久しぶりにしたとき。
自己処理せざるを得ない状況にしてしまって申し訳なかったなあ、などとぼんやり思っていたら、彼がうれしそうに、「やっとりのとひとつになれた……」と、言ったのです。
それを見て私は、性欲うんぬんよりももっと申し訳ない気持ちになったし、そんな大切なことを忘れていた自分を恥じたりもしたのでした。
そう、「恋人とのセックス」って、性的快感がどうこうよりも、「大好きな人とひとつになれる」、最高のコミュニケーション方法なのです。
セックスで、肉体の快楽よりも気持ちの結びつきを大切にするのは女性の方だと思われがちですが、男性だって大好きな彼女とするときは、「ひとつになれてうれしい」という気持ちは当然あります。
ですから、彼が「セックスしたい」と言ったからって、イコール「性欲処理」が理由というわけではないのです。
大好きな彼女であるあなたがかわいい、愛おしい、ぎゅっとしたい、もっとくっつきたい、ひとつになりたい……、という流れですので、彼があなたのカラダを求めてきても、決して「カラダだけが目当てなんだ」などと、勘違いしないでくださいね。
そして、あなた自身にとっても、「彼とひとつになるのは幸せなこと」というのを、どうぞ思い出してみてください。
とはいえ、
やっぱり気持ちいい方が……
ここまで、「男性がセックスに求めるのは気持ち良さだけじゃない」というようなことを書いてきましたが。
でも、気持ちいいのと良くないのとどっちがいいか、となれば、当然気持ちいい方が良いものです。
で、この「男性のセックスにおける気持ち良さ」についてですが。
「男性が気持ちいいのは射精の瞬間だけ」と、思っていませんか?
私は思っていました。
以前どこかで、「女性はずっと長く快感を得られるが、男性は、射精するその瞬間しか気持ち良くないのだ(だから女性の方がお得だ!)」というような話を読んだからです。
でも実際は、そうじゃないらしいです。
前戯からずっと、ちゃんと気持ちいいんですって。
だから、ちょっとした体調や何かの加減で彼がイカなかったときに「気持ち良くなかったんじゃ、私のカラダがダメだったんじゃ……」と、気にしたり落ち込んだりする必要はないのです。
むしろ、自分がイケなかったことを必要以上に彼女が気にする方がこたえるんだとか。
さきほどからお伝えしているように、
「自分はイケなかったけど、挿れただけでも気持ち良かったし、ひとつになれたし、彼女が気持ち良くなってくれてうれしい!」
という男性の方が多いので、「彼が射精に至ったかどうか」には、あまりこだわらないようにしましょう。
そんなときは、「イカせてあげられなくてごめんね……」と謝るよりは、「うん、すっごく気持ち良かった、ありがとう!」と笑顔を見せて、彼をホッとさせてあげましょうね。
いかがでしたか?
彼の「セックスしたい」がイコール「性欲」ではないとわかれば、彼のお誘いでモヤモヤしたり、ブルーになったりすることは、もうありませんよね!
むしろ、愛情表現のひとつなんだ、と、うれしく感じることもできるはずです。
「彼のを『処理』するために、あんまりセックスは好きじゃないけど、浮気されるのもイヤだから仕方なく……」と思っていた人は、ちょっと見方を改めてみてください。
セックスは、彼のために「してあげる」「させてあげる」ものではなく、自分自身「したい!」と思える、うれしくて楽しいものだと気づけるでしょう。
そうすれば、ますます彼と仲良く、上手にお付き合いをしていけるようになりますよ!
「気持ち」と「カラダ」は別々ではなく、お互い密接に関わりあっています。
そして、彼とお付き合いをする上で、どちらもおろそかにできない、大切な要素です。
両方とも大事にして、彼と、うんと幸せな時間を過ごしていきましょうね☆
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