近年、ある病気について悩んでいる若い女性が増えています。
その病気とは…
痔です!
何年か前までは痔はおじさんの病気だと考えられていましたが、実は若い女性にも多い病気なのです。
それもそのはず、女性には痔になってしまう女性特有の理由があるからです。
○冷え性
女性の2人に1人は冷え症といわれています。
女性に冷え症が多い原因は、男性よりも筋肉が少ないから。
私たちの体の熱は筋肉によってもたらされています。
男性よりも筋肉が少ないので、必然的に冷え症になりやすいということになります。
また、生理のときに熱を運んでくれる血液が大量に奪われることも冷えの原因です。
○便秘
女性は排卵後から生理前まで、黄体ホルモンの影響で便秘をしやすくなります。
便秘になり便が固くなると肛門が裂けてしまう「切れ痔」を引き起こしてしまいます。
切れ痔は女性に最も多い痔だと言われています。
○妊娠・出産
妊娠中はお腹が大きくなるため、肛門に大きな負担がかかることになります。
出産時のいきみで発症する人もいます。
妊娠中は特に痔にならないように気をつけましょう。
○病院に行かない
デリケートな部分なので、たとえお医者さんでもできるだけ人に見せたくないという心理から、病院に行かないために痔が悪化してしまうケースも。
女性の医師がいる病院も増えているので、お尻に違和感を覚えたら早めに受診しましょう。
***痔かな?と思ったら***
まずはセルフチェック。
□排便痔に痛みがある
□排便した後にじわじわした痛みが残る
□排便時に血が出る(便に血が混じる、紙に血がつくなど)
□排便後、残便感がある
□便が前よりも細くなってきた
□おしりに何か挟まっているような違和感がある
□肛門の周りにイボみたいなものがある
いくつか当てはまるようなら痔の可能性が高いので要注意。
また、一口に痔といってもいろんなタイプの痔があります。
切れ痔
原因はほぼ便秘で、便が固くなることで肛門が裂けてしまう痔です。
ダイエット、偏食、ストレスなども便秘の原因です。
また、下剤を服用して便秘を解消するのはお尻に負担がかかるのでやめましょう。
いぼ痔
座り仕事など長時間同じ姿勢でいることによるお尻のうっ血が原因の痔です。
肛門に静脈のこぶができます。
冷やすとうっ血が悪化するので、下半身を冷やさないようにしましょう。
あな痔
肛門周辺が、ばい菌によって化膿してしまう痔です。
ばい菌が原因なので、特に清潔にすることが大切です。
いかがでしたか?
誰かに相談しにくい女性の痔。
女性医師のいる病院や、女性に配慮した病院も最近は増えています。
悪化する前に病院に行くようにしてくださいね!