今回お話する「占い」というのは、朝のニュース番組などで1分程度で紹介されるようなライトなものではなく、実際に1対1で占ってくれるようなものをさします。
占い依存症って知ってますか?
近年、インターネットの普及により今までよりも占いをすることがずっと簡単になりました。
それにより、さほど占いに興味の無い人でも軽い気持ちで占うことができるようになりました。
これは冷静に考えれば技術の進歩により、便利で楽しい世の中になったと言えるのですが、実はそうではなかったのです。
気軽に占いをする事ができるようになったからこそ、それまでとは比べ物にならない位の高い頻度で占いをする事も出来るようになりました。
そして…
何をするにしても占い無しではいられなくなります。
これが「占い依存症」の怖さです。
それまでは、毎日どこに行くのも、どんな服を着てくのも、誰と会うのも、それほど深く考えずに自分の意思で決めれたはずです。
しかし一度「占い依存症」になってしまうと、そのどれもが自分では決めれなくなってしまいます。
つまり、自分自身のことを自分自身で決断する事に、ものすごいリスクを感じてしまうようになるのです。
「今日はあそこに行って大丈夫なのかな…」
「今日はこの服で過ごしても大丈夫なのかな…」
「今日、本当にあの人に会っても大丈夫なのかな…」
冷静に考えれば、これらはなんてことのなく過ごせる日常ですが、占い依存症となってしまった人からしたらそれは恐怖でしかなくなってしまうのです。
更には、
「あの人は、本当は私のことをどう思っているんだろう?」
「本当は私のことが嫌いなのかも…」
「もしかして私のことを裏切ろうとしてる…!?」
という風に、信用することも出来なくなってしまいます。
占い結果が良くても悪くても不安から解消されない
もちろん、占いですから良いことも言ってくれるはずです。
しかし、占い依存症となってしまった方は良い占い結果について、どう思うのでしょうか?それは…
「信じられない。」
そうです。信じられないのです。
もはや、占い結果が良かったとしても悪かったとしてもその人の不安は解消されず、満たされないままなのです。
これが一番怖いところです。
自分に自信が持てなくなる
占いに依存することで、自分の意思で1つ1つの物事を決める機会が極端に減っていってしまいます。
そうすることでやがて、自分に自信が持てなくなってしまいます。
これも占い依存症の怖いところですね。
占いは楽しいですし、時に自分を助けてくれたりもします。
なので、占いが悪いわけではありません。
大切なのはお金と同じで距離間です。
距離感を間違わなければ、これから先も占いは、自分を楽しませてくれるものだったり、自分を支えてくれるものです。
占いを利用する場合は、そういったところに注意して、上手に使っていってくださいね。
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