女性特有の病気にもいろいろありますが、中でも「乳がん」は「女性の20人に1人の割合で発症する」と言われるほど、女性にとっては身近な病気です。
ですがそもそも、乳がんとはどういった病気なのでしょうか?
最近ではタレントの北斗昌さんが乳がんであることを発表したことで、話題になりました。
その他にも乳がんを発表した芸能人は数多く、綾戸智絵さん、倍賞千恵子さん、森光子さんなどもその一人です。
こうしたことから、以前と比べて乳がんに対する意識は高まりつつありますが、原因や症状など具体的なことについては調べたことがないという方もいるでしょう。
そんな中、「もしかして私は乳がんじゃないか…」と考える判断材料の一つが、【胸にしこりがあるかどうか】です。
乳がんは一般的な「がん」の中では症状が分かりやすい部類とされています。
そのため自分で触った時にしこりのようなものがあると、私は乳がんかもしれない…と判断して、病院を受診する女性が増えています。
乳がんではないか?と疑いをもって病院を受診する女性の約7割が、「胸にしこりがある」と訴えるそうです。
とはいえ、乳がんのしこりは初期段階ではとても小さく、なかなか自分で見つけるのは困難です。
5mm~1cmほどのサイズまで大きくなったときに初めて触診して、見つけられるようになるのが殆どです。
自力での早期発見は定期的に自分で胸をチェックし、少しの変化にもすぐに気付けるようにしておくことが最も大切なのです。
しかし、しこりがある=乳がん、というわけではありません。
しこりにも良性と悪性と種類があり、良性の場合は治療の必要がなくもちろん「乳がん」でもありません。
良性、悪性を見分けるには病院で検査してもらうのが最良なので、少しでも気になった方は早めに受診された方が良いでしょう。
かつては「乳がんになると乳房を全て取らなければならない」といったイメージが根付いていたため、その恐怖心から受診(発見)が遅れてしまうといったケースもありました。
ですが、現在の治療は早期であれば乳房を全摘するといったこともなく、乳房をそのままにできる温存手術といった方法もあります。
仮に全摘手術を行ったとしても、乳房を再建するという道も残されています。
乳がんは発見が早ければ早いほど乳房を摘出することなく治療できる可能性も高くなりますので、僅かな変化も見逃さないように1日1回は鏡の前でチェックすることをオススメします。
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