どうして生理痛になるの?
生理痛と言っても、痛みの程度や症状、痛む場所などは人それぞれ。
その原因は「プロスタグランジン」という物質です。
この物質は子宮の収縮を促して、生理の経血を身体の外に排出する役割をしています。
その他にも血管を収縮させる作用もあるので、腰痛のだるさや冷えがひどくなる場合もあります。
生理痛の症状
□下腹部の鈍痛やキリキリした痛み
□腰のだるさ
□めまい
□吐き気
□下痢
□頭痛 etc…
生理の後半になったら半身浴で身体を温めたり、血行をよくする食事を心がけるなど、生活の中で改善していくこともできます。
ひどくなる生理痛は子宮内膜症かも!?
生理痛がひどくなる女性に多いのが子宮内膜症。
主に20~30歳代の女性に多くみられる病気の1つです。
一部の月経血が卵管を通って腹腔内に逆流し、その血液中にある子宮内膜細胞が子宮以外の場所で落ち着いてしまい、子宮内膜と似た組織を作り、広がっていきます。
この組織は、月経時と同じように細胞から血液が出ますが、子宮口のような排出する出口がないので、その部位に溜まるしかなくなるのです。
これが子宮内膜症です。
「生理の時に痛みがあるのなんて当たり前じゃない?」
そう思っている人は少なくないので、油断してしまっている場合も多いです。
しかし、子宮内膜症は良性であっても腫瘍の一種ですし、妊娠しづらくなるとも言われています。
また、卵巣内に子宮内膜のような組織が作られると【卵巣がん】へと変わるとも言われているので、気をつけなければいけません。
普通の生理痛と子宮内膜症の症状の違いってわかるの?
簡単に言うと、「生理痛の痛みが強くなったもの」と考えてください。
さらに進行すると日常生活がままならなくなります。
□鎮痛剤が効かない
□寝込むほどの痛み
□骨盤の痛み
□排便痛
□性交痛
このような症状の他に、お腹を下しやすかったり、排尿時に痛みがあるなどの膀胱炎と似た症状の場合もあります。
通常の痛みでないと感じたら、我慢をせずに婦人科を受診してくださいね。
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