あなたが恋愛で重視している男性の条件はなんですか? よく挙げられるのは「優しい」「頼りにある」といったもの。その中で「価値観の一致」を重視する女子も多いのでは?
様々な物事に対する考え方が一致すれば「この人と気が合うかも……」と感じて、恋愛対象として意識しやすくなります。しかし、そもそも「価値観が同じ」「価値観が合わない」って、具体的にどういうことを指すのでしょうか。
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大事にするべき「価値観」
それでは、結婚する前に見極めておきたい「価値観」について具体的に見ていきましょう。
「金銭感覚」
よく「金銭感覚が似ているカップルは上手くいく」といいますよね。それは、恋愛では良くも悪くも身の丈に合った人と付き合った方が、関係がスムーズに築きやすいものだから。
たしかに、結婚する際には相手の年収云々が気になるところ。ですが、その金額よりもこういった感覚を重視するべきかもしれません。
金銭感覚が同じということは、お互いの経済状況が似ている可能性が高いので、結婚後も独身時代と同じ生活環境で過ごすことができそう。反対に収入格差が激しいと、物の考え方が一致せず、気持ちがすれ違う恐れがあります。
「家事について」
共働きが多くなっているこのご時世で、亭主関白系夫だとキツいと感じている女性は少なくありません。慣れてしない家事の半々の分担を求めるのは酷かもしれませんが、できることをやろうとしてくれる「気持ち」が大切になります。
なかには「むしろ『協力するのがあたりまえ』みたいな感覚の人が最高。家事・育児をする気があるかどうかは、結婚後の重大な問題になると思う」といった声も。自然と「これは俺がやるよ」という感情をもってくれる男性はイクメン気質あり。
とくに共働きで家事を分担してやりたい女性の場合、女性だけに家事・育児が集中すると、確実に家庭生活はバランスがおかしくなってしまいます。協力体制を作れるかどうかは、なるべく確かめておきたいものです。
「子どもの教育について」
子どもを持つことへの思いにズレがあると、後々ケンカの原因になるのは確実。これも結婚前に話し合いの場を持つべきテーマといえます。
また、血の繋がった自分の子どもの教育に対する譲れない考えは、よく見られます。
たとえば、あなたは子どもをあまり叱らずに説明することで自ら理解させたいと思っていたとします。一方、相手はすぐに子どもを叱って身を以って体感させることで育てたいタイプのようです。あなたは見過ごせますか?
お互い「子どもを上手に育てたい」という想いは同じなので、なかなか理解し合えないのがネック。まずは、自分たちがどうやって育ってきたかを把握してみると良いでしょう。自分たちのルーツや生い立ちを紐解くことで、教育の方針が見えてくる場合があります。
「実家との関わり方」
彼の家族とかなり気が合うのなら、実家にべったりタイプでも問題はありません。しかし、一般的には彼の実家におじゃまするだけで気をつかう人が大半なのでは。となると、実家に帰る頻度があまりにも多い相手には、精神的に重荷を感じる可能性があります。
家族を大切にすることと、実家にべったりするかどうかは紙一重の問題。そういった意味では、長く独り暮らしをしていたり、故郷を離れて暮らしたりしてきた人にとっては「なんでそんなに帰省する必要があるのか」と思う場面になるでしょう。
二人で一緒にお互いの実家に行きあうとか、それとも別行動で帰省するタイミングを増やすのか、様々な道があります。あまり怖がらずに話してみるとよいでしょう。
「会話のノリ」
相手を深く理解する上で、コミュニケーションは欠かせません。恋愛中の連絡頻度が同じだったり、会話の仕方が似ていたりすると、相性の良さを感じるもの。シャイな人にはシャイな人の、社交性な人には社交性な人のコミュニケーションの取り方があります。
話が弾むことで相手と一緒にいるのが楽しく感じられ、恋の進展も期待できます。また、会話の波長がピッタリだと、ケンカの仲直りもスムーズにできる場合が多くなるのだとか。
仲の良い時も、亀裂が入ってしまった時も、大事になってくるのが言葉のキャッチボール。会話のテンポやノリ、笑いのツボやタイミングを重視する男女が多いのもうなずけます。
価値観が合わない彼氏に対する考え方
彼氏のことは好きなのに、価値観が合わないと言われたり、意見の違いなどから喧嘩してしまったりすることもあるかもしれません。
そんなときは、次のように考えてみましょう。
考え方が同じだからラブラブとは限らない
価値観が同じすぎて、カップルがうまくいかなくなるパターンもあります。どんなに仲の良いカップルにも刺激は大切。いくつになっても仲の良い夫婦は、お互い刺激を感じて尊敬しあっていることが多いものです。
考え方が似通いすぎると、退屈になると浮気心がわいたり、刺激がない分、尊敬もできなくなったりして相手の「長所」に目がいきにくくなります。結果、自分とは合わない部分にばかり意識がフォーカスされてしまうことに。
結局、相手のイヤなところばかりが目につくようになってしまいます。
人生のピースがひとつひとつハマることは、安定することで惑う余地がなくなること。しかし、いまのアラフォーは生き方の選択肢が増えた分、歳を重ねるごとに考え方も変わっていく余地があるはず。その考えは二人の間でいつも重なっているとは限りません。ごく自然なことなのです。
嫌なコトが一致してなければOK!
お付き合いしている中で「趣味が合う」「考え方が似ている」と思うことがあると思います。そういった心地いいところを中心に判断して一緒に生活しだすと、それまで気にしたこともないようなことでケンカが多発することがチラホラ。
これは、好き・楽しいことは同じなのに、嫌い・許せないことの価値観がずれているため。好きなことが違っても、相手に不満を抱くことは少ないもの。でも、自分的には許せない・不快なことを相手が繰り返すことで、相手と一緒にいる幸せを感じなくなってしまいます。
一般に「悪口は良くない」という認識もあるので、嫌いなこと・腹の立つこと・許せないと思うことなどを話し合う機会はなかなかありません。しかし、お付き合いしている間に自分のネガティブな感情と、その引き金はナニか、自他ともに認めることも大切です。
どんなカップルも夫婦も、結局は他人。いつも意見が一致するとは限らないのは当たり前。まずは、自分の中で「これだけは譲れない」と思うことをきちんと見極めること。それを踏まえて、二人でどう乗り越えていくかを考えていくとよいかもしれませんね。