こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさん。そんな方々に「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第28回は「NOと言わない男」です。
NOよりも「いいよ!」を選ぶ、ラクちん男
NOと言わない男は、一緒にいてとても快適です。何を頼んでも「いいよ!」と言ってくれます。
同棲していても、「ゴミ捨ててきて」と言えば「いいよ!」と捨てに言ってくれるし、「掃除機かけて」と言えば「いいよ!」とやってくれる。
買い物を頼んでも、荷物が多いから車を出してとお願いしても、とにかく「いいよ!」なので、気持ちがいい。
「なんで俺が」とか「やだよ、面倒くさい」とかブツブツ言われて、イラッとさせられる、ということは絶対にありません。
彼にとって、彼女の頼まれごとをするよりも、キレられたり、ブーブー言われることのほうが、よっぽど面倒くさいのです。ある意味、平和主義といっていいでしょう。
NOと言わない男と付き合っていると、彼のことを、なんでも自分の言うことを聞いてくれる男性だと思ってしまいます。
すると、彼女のほうは、彼をさらに自分好みに変えたくなってきます。そして、彼のビジュアルなどに口を出しはじめる。
「髪を切ったほうがいいんじゃない?」とか「その服、似合わないから新しい服買ったら?」とか。
しかし、そのあたりは、彼は頑固です。あくまでも、「面倒くさいからNOと言わない」だけで、自分には自分の好みがあるからです。
ただし、そういうときも「いいよ~」と言うのがNOと言わない男。「いいよ」とはとても便利な言葉で、肯定にも否定にも使えるのです。
この場合の「いいよ」は「(そんなことしなくて)いいよ~」という、否定です。でも、言い方がマイルドなので、こちらは腹は立ちません。忘れてしまうくらいです。
NOが言えないのが辛くなると逃亡して浮気する
一方、彼の中では沸々と「なんだか面倒くさい…」という気持ちが積み重なっていきます。すると、どうなるか。
同棲の場合、家に帰ってこなくなったり、連絡が付きにくくなったり。NOと言えない男は、彼女からの連絡を受けてしまうとNOと言えない状況になってしまうので、できるだけ距離を置こうとするのです。
その間に、他の女性に手を出したりもします。
そして、だんだん、「いいよ!」が言葉だけになってくる。
たとえば、「今、〇〇にいるから、来て」と言うと、とりあえず「いいよ!」と言って、そのまま連絡がつかなくなる、ということもし始めます。
問い詰めると「ごめん、寝ちゃってた」と弁解したり、「ごめん、酔っぱらっていて覚えていないんだよ~」と謝ったり。「いいよ!」のムダ使いです。
そうそう、NOと言わない男は、すぐに「ごめんね」というのも特徴のひとつ。一緒にいる分には、居心地よく、好かれている気がしちゃうんですけどね。でもそれ、ぜんぶ、基軸は「彼女との面倒くさい状況を避けたい」だけなんです。
この連載にあたって、多くの離婚経験者さんから話を聞いていますが、NOと言わない男と結婚したものの、浮気と不倫がひどくて離婚に至ったというケースも少なくなりません。
それが、軒並み、女性側から、相手に「結婚するつもりがないなら、別れる」という引導を渡して結婚することになっているのです。
今、限りなく黒に近いグレーな不倫疑惑でピンチに陥っている宮迫さんもどうやら、これ。
宮迫さんが鬼嫁キャラの奥様と結婚したきっかけは「元カノだった彼女から数年ぶりに電話がかかってきて、結婚するか一生合わないかどっちか選べ」と電話がかかってきたことだそう。
それをネットで読んだときには、わぉ、これ、NOと言わない男のパターンだ!と脳内で叫んでしまいました。
NOと言わない男は、じゃあ別れると言えば絶対キレられる、ということを瞬時に察知するのです。別れるって言うよりも、結婚しましょうって言った方が「面倒な状況が回避できる」と思ってしまうのですね。確かに正解なんですが。
でも、賢いあなたなら、もう気づいたはずです。そう、これって、単なるその場しのぎ。
女性側は、「言った」ことには責任が伴っているはずだと思ってしまいます。好きだから結婚することにしたんでしょう! 多少、ケンカになったとして、浮気や不倫なんてもってのほか!と思いますが、そうではないんです。
だから、責められるとどんどん逃げていく。そして、逃げていく先で、別の女性と遊んでしまう。
NOと言わない男は、結婚したら(言葉は悪いですが)便利です。
ただし、それは、「追い詰めなければ」が大前提。
理由はどうであれ、NOと言わない男のほうも、とりあえず、あなたに気を遣っているのです。それを常に忘れずに付き合えれば、アリです。
宮迫家の行く末はわかりませんが、NOと言わない男の嫁の選択は、婚活中女子のひとつのモデルケースになると思います。