こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさん。そんな方々に「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第26回は「サシ飲み行けちゃうゼ」男です。
女性とのサシ飲みハードルが低い「サシ飲み行けちゃうぜ男」
相手に恋愛感情がなくても、「必要であれば、異性とふたりきりでもごはんを食べられる」という人がいます。
たとえば、仕事の相談がしたいとか、悩みを相談したいとか。ディープな趣味があって、それを心ゆくまで話して共感してくれる人が、その人しかいないとか。
三度の飯よりおいしいごはんとお酒が好きで、ステキでおいしいところに連れて行ってくれるなら、その相手は誰でも。感情もなければ話もおもしろくない、藁人形男だってOK! という女性もいます。目的はその人でなく、お店の雰囲気やそこで味わうものだけだから、という考えです。
男性でも、「二人きりのディナーに誘われたんだからムフフフフ」だったり、「こっちが誘って、相手が行くって言ったんだからムフフフフ」というゲスいことを考える人と、「ごはん? いいよ! 行こうよ、ぜひ。いつにする?」というフットワークの軽い人、実は半々だったりします。
前者の「ムフフフフ」な下心アリアリ男は、基本的精神構造がクズなので、Lips読者の結婚相手には不向きです。
では、後者はどうでしょうか。
「サシ飲み行けちゃうゼ」男は、起業家や営業職、マスコミや広告業などの「基本、人と会うのが仕事」な職業に多く見られます。
彼らは、男女問わず、食事や飲みに誘うのも、また、誘われるのも日常茶飯事。そのため、女性とサシ飲みすることのハードルが低いのが特徴です。そんな彼が、結婚したらどうなるでしょうか。というと、変わりません。だって、サシ飲みは、彼らにとっては「仕事の一環」でもあるからです。
「サシ飲み行けちゃうぜ男」は、浮気・不倫に陥りやすい
「サシ飲み行けちゃうぜ男」だって、当然、「既婚者が女性とふたりきりでごはんを食べたり飲みに行くことは、世間的に誤解されやすいもので、一般的にはよろしくない」ことは知っています。知っていますが、「俺は、そういう気持ちではないからOK」と、なるのが「サシ飲み行けちゃうぜ男」です。
本人に「ムフフ」な感情がなく、ニュートラルなのはよいのですが、相手が同じ気持ちかどうか、というのは別の話ですよね。
また、お互いにその気は全くなかったとしても、その場には、常に「うっかり」な状況への可能性が付きまといます。なぜなら、「サシ飲み行けちゃうぜ男」は、ニュートラルな分、「相手にうっかり好意を持ってしまう」ということにに対する危機想定ができず、防衛策をとらないからです。
既婚者が「仲間内で会うようになり、気が合って、ふたりで話したらもっと楽しそうだと思い、会ってみたらうっかり好きになっちゃった」というのは、浮気や不倫の常套です。「ムフフ」な下心がない分、よけにタチが悪いともいえます。結婚後の「好きになっちゃったんだからしょうがない」は、配偶者をいたく傷つけます。
また、「サシ飲み行けちゃうゼ男」のもうひとつの特徴として、「昔の彼女とも普通に友達」があげられます。だから、平気で、「普通」に連絡を取り合ったりする。そして、必要があれば「普通」にサシ飲みしたりもする。
過去に縛られない、未来に大きく開いた前向きな性格とも言えますが、彼の嫁となったときに、それを「大らかさ」だと解釈して許せるのか。これは、こっちの気持ちにかかってきます。
自分が「サシ飲み行けちゃうゼ男」だからといって、嫁が同じことをしても何も感じない、ということは全くなく、むしろ、「俺はいいけどお前はダメ」というジャイアン思考を振りかざすのが「サシ飲み行けちゃうぜ男」。「俺は自分のことをわかっていて、信用しているからアリだけど、他人の気持ちはわからないから許すわけにはいかん」なのです。
話は戻りますが、「サシ飲み行けちゃうぜ男」は、「既婚者が異性とふたりきりでごはんを食べたり飲みに行くことは、それ相応の理由がある」「会ってみたらうっかり好きになっちゃうシチュエーションはありうる」という世間一般の考えを「考えすぎ、ありえない。なるほうがおかしい」と思っているわけではないのです。「自分だけはそういうことにはならない」と思っているだけ。
さて、それは信用に足りうるのか。あなたの彼はどうでしょう。なんとなく、とか、そう思いたい、とか、愛があるから大丈夫、とかいうのではなく、「彼なら絶対、誰かとそんなことにはならない」という気持ちの裏付けとなる、確固たる根拠はありやなしや。芸能人などの不倫ニュースばっかりが話題になっている今日この頃、冷静に考えてみる時間も必要です。