結婚は愛だの恋だのといった気持ちだけではどうにもならなりません。まずは生活することが大切ですから、お金の面が最も重要ですよね。次に、思いやりや優しさといった人間性の部分も大切。これから(たいていの人は)一生を共にしていく相手なのですから、相手を思いやる気持ちや人としての優しさも重要です。さらには、義実家や嫁姑問題も見逃せない問題。いくら結婚するのは彼とはいえ、彼の家族との関係もとても重要ですよね。
それでは、彼と彼の両親との親子関係は二人の結婚に直接影響を及ぼすのか、否か。
彼と彼の両親との関係は、本人たちのごくプライベートな問題。どんな関係であろうと二人の結婚には無関係……と思いがちですが、彼が両親との関係の中で培った“家族”という概念は、夫婦関係に大きく影響すると断言できます。
夫婦になって気づいたことは、“親子間のやり取りは夫婦間にも影響する”ということ
- Lips Lady ステータス
- 名前 :マユ
- 職業 :製菓メーカー事務
- 年齢 :29歳
- 学歴 :公立高校卒
- 年収 :400万円
- 結婚期間:4年
- 好きなブランド:ROSSO
- 似ている芸能人:上戸彩
考えてみれば当然のことですが、私たちが最初に人間関係を育むのは家族であり両親です。やがて学校生活を通じて友達やなど家族以外の人とも人間関係を育んでいきますが、自分というものが確立されるまでの間、大部分で影響を受けるのはやはり両親の影響です。
マユさんのご主人は親子関係がとても良好だそうです。誕生日や父の日、母の日にはおめでとうという電話は必ずしているし、頻繁に両親と連絡も取っています。男兄弟のなかで育ったマユさんは、家族仲はいいものの必要以上に連絡は取らないそうで、特に用がなくても離れて暮らす両親にこまめに連絡をする彼の家族関係に最初は驚いたよう。結婚するまではいい関係だなぁと思っていたそうですが、結婚してから徐々に彼の薄情な一面が見え始めたといいます。
「とにかく彼は本音を言わないんです。『マユがいいならそれでいいよ』と、喧嘩になりそうな時でも、自分の意見よりもとにかくその場を丸く収めることが第一。どれだけ私が怒っていても、翌日にはまるでなにもなかったかのようにごく普通の態度でおはようなんて言ってくる。ときには話し合わないと行けないことや意見が衝突することもありますよね。「あなたの意見は?」と聞いても、とにかくその場が丸く収まることだけを考えている。こちらがいくら熱くなっても向こうには全く響かない。時々虚しいです」
たとえ意見が衝突しても、ときには熱く話し合うことも大切です。喧嘩にならないことはとてもいいことですが、打っても響かないことほど虚しさを感じることはないですよね。
「よく言えば優しいけれど、主人の場合は薄情といったほうが近いかもしれません」
その場からいなくなる母、怒りを飲み込む子どもたち
そんなご主人の性格を裏付ける出来事が、ご主人の実家に里帰りをしたときにあったそう。
「彼のお義姉さん(独身)を含む家族みんなで温泉旅行の予定を立てていましたが、当日実家に到着予定だったお義姉さんが出発時間になっても到着しない。しばらく待ってやっと到着したお義姉さんが『友人と約束があるので旅行には行かない』と云い出したんです」
当日にドタキャン?
「事前に伝えたというお義姉さんと、『どうして予定がわかっているのに言わなかったのか、何ヶ月も前から予約していたのに何故いまこんなことになるんだ』とキレる主人とで険悪なムードに。そのとき、お義姉さんと連絡をとっていたはずのお義母さんが黙って部屋から出て行ってしまいました」
お義姉さんと連絡取っていたのなら、お義母さんが原因じゃ?そもそも、目の前で子供たちが喧嘩していたら、普通なら「まぁまぁあんたたち……」なぁんて仲裁に入ったりしますよね。
「そうです。普段は何か辻褄の合わないことがあれば、誰のせいだの何故こうなっただのと原因を探ろうとするお義母さんですが、その時だけは無言でその場から離れてしまって。少し言い合いが続いたもののお互いすぐに怒りを飲み込み、お義姉さんが『キャンセル代を払うね』と。主人もなぜこんなことが起きたかを詮索することもなく、何事もなかったように『うん、じゃぁ俺たちはそろそろ出発するわ』なんて。ちょうどそこで別の部屋からお義母さんやってきて『もうみんな準備できた〜?あら、お姉ちゃんは行かないの?』と……。
えっ白々しい!(笑)
「おそらくお義母さんはお義姉さんの不参加をあらかじめ聞いていたけれど、家族みんなで行きた胃という思いから当日までになんとかお義姉さんを説得するつもりでいたよう。だからそのことを伝えなかったんじゃないかな」
それにしても、姉弟が揉める原因を作ったにもかかわらずその場からいなくなったり都合よく戻ってきたり……。そのことについてご主人はなにも言わなかったのですか?
「終わったことだしもういいんじゃない?と。『腹がた立たないの?』と聞いたら『旅行が台無しになるし、本人たち(義母と義姉)もそれで良さそうだしいいんじゃないか』ということでした。私だったら、というか普通モヤモヤしますよね。でも彼はその場が丸くおさまることが最も大切なようで、事の真相なんてどうでもいいようでした」
「ね、薄情でしょう?(笑)」
モヤモヤしますね、という筆者に「モヤモヤするでしょう?」というマユさん。マユさんはこの事なかれ主義なご主人の性格が夫婦間をとても残念にしていると言います。
「結婚する前はそうでもなかったんですが、家族になったらこうなった。この親にしてこの子ありですよ」と苦笑い。結婚によって家族となった二人。彼の親子関係や家族関係が、今マユさんの夫婦関係に大いに影響を及ぼしているようです。