好きな人と両想いになって付き合えるのは幸せなこと。欲をいえば、自分の周りからも自分の彼氏を「かっこいい」と思われたいものです。しかし、お付き合いの中で彼のことを「え、かっこよくない」と感じてしまうこともあるかも……。
そんな悩みを抱える女性は、意外にも少なくありません。そこで今回は、彼氏がかっこよくないことに悩むときの向き合い方をご紹介します。
「自分磨き」をして彼を焦らせる
彼にかっこよくなってもらいたいのならば、まずは自分から変わってみること。彼が焦ってしまうほど可愛くなったり女らしくなったりすることで、彼氏に「こうしてはいられない」と思わせることができます。
付き合い始めから時間が経つと、彼女が自分の近くにいる状態がごく自然なことに。お互い多少身なりや気遣いをきちんとしなくなっても「大丈夫」という余裕を持ってしまいます。その気持ちが続く限り、気持ちが奮い立つことはないかもしれません。
まず、自分は手を抜いていたり気を抜いていたりすることがないか、チェックしましょう。もし気づく点があれば、自分から変わっていく意識をもつこと。イメチェンのためにメイクを変えてみるなど、彼を「ドキッ」とさせる行動を見せてみましょう。
自分は何もせず、彼に変わってもらおうとするのはやや虫が良すぎるかもしれません。あなたの変わった姿に「このままじゃまずい」という危機感を持ち、自分もかっこよくなろうと努力してくれることが期待できます。
自分的「かっこよさ」を彼に伝える
直接的に「かっこよくなって!」と伝えるのは、なかなか言いづらいもの。そこで、あなたの中でかっこいいと思える共通の知り合いや有名人がいたら「○○さんってかっこいいよね」「○○なところがいい」と伝えると、彼がそれを見本に真似ようとすることもあります。
彼氏の中で、彼女の「かっこいい」がどういったものかを把握していない場合は、頑張ろうにも頑張れないことも。あなたが求めている「かっこいい」のニュアンスをきちんと伝えて「かっこいい」と感じる姿や行動を彼氏にわかってもらうことが大切です。
男性の本能として、自分のパートナーが他の異性に興味をもっていると、その異性と自分の違いを把握する傾向があります。「彼女はこういうのが好き」と彼氏にわかってもらえれば、それを知識として頭に入れ、把握してもらうことができるのです。
あえて嫉妬心を抱かせる罪悪感はありますが、「かっこいい」の基準を彼氏に教えることで、彼が目標として意識するべき「男性像」が自然とできあがります。オクテな女性にもやりやすい手段なので、ぜひ試してみて。
「私が彼を改造する!」と考える
好きな気持ちはあるものの、特に容姿的に自分の恋人がかっこよくないことに悩む女性もチラホラ。しかし、どう伝えても彼が変わってくれない……という人は、自分の手で彼氏をかっこよく変えてあげる目標をもってみましょう。
たとえばヘアスタイルだけでも、雰囲気を大きく変えることができます。さらに、ファッションセンスがなくて「服がダサい……」と思ってしまうのであれば、デートでショッピングに行き、彼氏のファッションを一緒にコーディネートしてあげるのも良いでしょう。
また、プレゼントを贈るのも効果的。メンズファッションに詳しくない場合には、彼と一緒にファッション誌を眺めてみるのもオススメです。「プレゼントを選びたいんだけど、何がいいかわからなくて」と伝えれば、彼も喜んで協力してくれます。
彼女からみて「かっこいい」と思える姿に変えてあげることで、自分好みの「かっこいい」を作り出すことができます。彼に「かっこよくなって」と求めるだけではなく、自分も一緒になって彼氏を改造することで理想通りのかっこよさに仕上げることができるでしょう。
彼氏の長所をピックアップ
彼氏がかっこよくないと思う理由が「外見がいまいち」「服装がダサい」といったことであっても、それを超えてくる「何か」が彼氏の中にあるはず。自分が付き合ったキッカケ、「好きだ」と思った瞬間を思い出して、彼の長所を洗い出してみましょう。
優しいところ、芯があるところ、男らしいところといったように、内面でかっこいいと思えるところをピックアップしてみましょう。すると、容姿では測れない彼だけの「かっこよさ」が見えてくるはずです。
人は長所ではなく、短所を気にするようにできています。内面のかっこよさが当たり前になってしまうと、その長所への感謝がなくなってきてしまうのです。本当は違う「かっこよさ」を求めていても、視点が少しずつずれていくことに気づいていないのかもしれません。
付き合っていく中で、自分がパートナーのどこに惚れたのかという原点を忘れてしまいがち。周囲の目を気にして、彼氏の良さを見失ってはいませんか。自分の中で「彼氏の○○なところが好き」というところに注目して、気持ちをリセットしてみてください。
その考え、誰のため?
周りから「かっこいい彼氏だね」と言われたくて、彼がかっこよくないことに悩んでいる人もいます。しかし、お付き合いは周囲の評価ではなく、二人の問題。今のあなたは彼氏に対してちょっと失礼にあたる考えを持っているといえるかもしれません。
そもそも、周囲に自慢するための「お付き合い」は誰もトクをしないものです。このタイプのお付き合いは、周りに見せびらかす「アクセサリー」のようなもの。彼自身のことは見えておらず、とても自己中心的な恋愛になってしまいます。
こういった恋愛に走りがちな人は、承認欲求が強い傾向にあります。少しキツい言い方をしてしまえば「トラの威を借るキツネ」状態。誰かに認めてもらいたい、「すごい」と言ってもらいたい……そういった願いを、ステキな彼氏をもつことで満たそうとしているのです。
まずは、恋愛以外で自分を認めてもらえるよう努力をしてみて。仕事でも、プライベートでも、趣味でも何でも構いません。自分の力で「承認欲求」を満たせるようになって初めて、彼のことをまっすぐに捉えられるようになります。
彼への不満は募っていきやすいもの。自分の中できちんと消化しつつ、二人で乗り越えていけるようお互いに努力し合うことが、長く付き合う上で大事なことかもしれませんね。