初めまして、トイアンナです。消費者調査のお仕事をきっかけにこれまで約700名から人生相談をいただき、今は女性の恋とキャリアを中心に執筆しております。
まずは事実を見てみると、2015年の国勢調査ではアラサーの未婚率が下げ止まりました。
今のアラサーはシングル仲間がいなくなるパニックにある?
世間から「結婚しない、結婚できない」と騒がれて婚活に焦る女性が増えたのか、それとも好景気が結婚を後押ししたのか。このまま結婚に走るトレンドが続けば、今のアラサー女性が還暦を迎えるころには周りがそろって結婚してしまい、シングル仲間が全然いない……!? という怖いリスクが待ち構えています。
そして「友達がどんどん結婚していく」「自分だけが取り残されるのでは」とさらなるパニックから結婚意欲をたぎらせる女性が多くいますが、そもそも結婚しなくていい女性や、焦って空回りした結果、ますます結婚できなくなる迷走女子もいます。この連載では「その結婚、本当に必要?」をキーワードに、うまく結婚と付き合っていくご提案ができればうれしいです。
「結婚は理性でするもの」と感情を封殺する女性
「結婚したいのにできない」と苦しむ女性に一番多いのが、結婚を理性的にとらえすぎる問題です。たとえば結婚したい相手の条件を聞くと「私以上の年収で、穏やかで、家事を手伝ってくれる男性なら……」と謙虚かつ合理的な答えを出してくれます。ところが本人の現状を聞くと、マッチョでオラオラ系の上司と不倫していたりします。結婚の条件と、恋愛対象の条件が全くマッチしてないのです。
確かに世間体を重視するなら、誰もが「いい旦那さんね」という彼と結婚したほうがいいでしょう。ところが性欲が湧かない相手とお見合いしても、週1のデートは続けられない。そりゃ、まるで興味のない相手と毎週顔を合わせて笑顔で対応するなんて、もはや立派な仕事です。そりゃ、婚活楽しくないよねえ……と。
結婚したいなら、性欲の湧く相手から見定めよう
今のアラサーは恋愛ドラマや漫画で、ロマンティック・ラブを脳へ仕込まれた世代。いきなり恋愛を否定しても、体が苦痛を覚えます。それより性欲が湧く相手と婚活しましょう。私は浪費壁のあるオタクが好きというどうしようもない性癖がありますが、その分私が稼げばよろし。マッチングするならいいんです。ただし「好みが既婚者」、テメーはだめだ。というわけで次回は、既婚者ばかり好きになるあなたへのお手紙をしたためましょう。また来週。