なかなか「結婚しよう」と言ってくれない彼氏にヤキモキする女性は、よく見受けられます。このまま付き合い続けて大丈夫か、不安になることもあるでしょう。なかでも、長年付き合っていたり、同棲したりする人にとっては深刻な悩みになりかねません。
そこで今回は、心理学に基づく考え方を恋愛に利用。結婚を決断できない彼との付き合いに迷ったときに役立つ、効果バツグンのアプローチを紐解いていきましょう。
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まず「彼が決心してくれない理由」を探る
そもそも、彼がなかなか結婚を決意できないのには何か理由があるはず。そのワケを知らないままでは、最も効果的なアプローチを選ぶことができません。いくら心理学を応用したとしても、彼氏には届かない可能性があります。
つまり、彼の深層心理を導き出すことが何よりも大切。根本的な解決につなげるには彼の結婚に対する率直な考えを知る必要があります。実は、彼の「結婚しない理由」から、隠れた気持ちを推測できます。
「スケジュールに穴をあけられない」と、仕事の忙しさを理由にする男性には要注意。流されるままの彼らに当分結婚する気はないかも。彼女がいるだけで十分に感じ「いつか結婚すればいいでしょ」とフワッと考えているにすぎません。彼らは「現状満足」タイプ。
一方、家柄の違いや自分の稼ぎを気にする男性は「未来の家族を養っていく不安」を感じています。彼らは、結婚自体には前向き。時間が解決してくれる可能性もありますが、結婚のタイミングは彼の満足度に左右されるでしょう。いわゆる「自信不足」タイプの男性です。
そして、押し黙ってしまう彼らは「あなたに対する信頼」にやや不安を抱えている様子。カップルですれ違う時期が長引いた経験や、遠距離恋愛だったりする場合によくみられます。そんな心配を必死で隠そうとする彼氏たちは「信頼過疎」タイプといえます。
様々な理由づけがありますが、結婚を考えてくれていたとしても彼の決断次第で状況が変動しやすいのが事実。それでは、上に挙げた「現状満足」、「自信不足」、「信頼過疎」という3つのタイプそれぞれに有効な恋愛心理学アプローチをご紹介していきます。
離れたくない女性を演出「パブロフの犬」LINE術
まずは「現状満足」タイプの彼氏をもつ女性にオススメのアプローチを見ていきましょう。今回は「パブロフの犬」の考え方を利用します。
「パブロフの犬」とは、ロシアのイワン・パブロフ博士が1902年に発見した条件反射についての実験。犬にエサを与えるとき必ずベルを鳴らすようにしたところ、数日後にはエサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれを出すようになったそうです。
パブロフの犬が「外部刺激が行動に直結する」なら、人は「外部刺激に思考を与え、瞬時に行動を選択する」ことが可能。つまり、彼の無意識を操って行動をコントロールできれば、反則レベルのアプローチになること間違いなしです。
現在の彼は、彼女のあなたとずっと一緒にいることに何の疑問も抱いていません。そんな彼には「このままだとマズいかも……」と、少し危機感を持ってもらいましょう。この考え方を存分に活かせるのが、LINEをはじめとしたSNSによるメッセージ機能です。
ご存知のように、LINEはノータイムで連絡を取り合えるツール。人間の無意識は、それまでの流れが急変することで生まれます。「失って初めてそのありがたみを知る」というのは、まさに彼の無意識をコントロールできたからこそ生まれる感情なのです。
レスポンス間隔がいつも短い場合には、意識してその間を伸ばすようにしてみましょう。相手は「どうしたんだろう」と、あなたを気にかけるように。ベタな方法ですが、これが最も無意識を生みやすく、彼に「あなたと離れる」危機感を覚えてもらうのに有効なのです。
「ジョハリの窓」を利用! 褒め言葉がポイント
次に「自信不足」タイプの彼氏にオススメなのは、ストレートに「褒める」アプローチ。そこで「ジョハリの窓」の考え方を使えば、彼の心に揺るぎない自信を与えることができます。
まず「ジョハリの窓」とは、自分が知っている自分、他人が知っている自分を「4つの窓」と言われるカテゴリに分類する考え方。他人とのコミュニケーションを円滑にするためによく使われている方法で、以下の「4つの窓」で構成されています。
・「開放の窓」自分も他人も知っている自己 ・「盲点の窓」自分は気がついていないが、他人は知っている自己 ・「秘密の窓」自分は知っているが、他人は気づいていない自己 ・「未知の窓」誰からもまだ知られていない自己 |
ポイントは、これら4つの中から誰もが知っている自己である「開放の窓」を中心に褒めること。自分自身も強みに感じている部分について褒めてもらうと、比較的スムーズに自信を得ることができます。
うまく褒めるコツは「やっぱり」や「昔から」という単語を用いること。「俺はここを売りにしている」と彼自身がすでに気付いている部分を褒める際には「もちろん、私もあなたの良さをわかっているよ」というニュアンスを込めるのが効果バツグン。男性にも「認めてもらえた!」と、とても喜んでもらえるはずです。
彼から信頼をゲットする「ブレインダイブ指摘」
最後は「信頼過疎」タイプの彼。なかなか短期間で信頼を築くのはなかなか大変。ですが、「ブレインダイブ」を用いながら相手を指摘することで、その時間を大幅にカットすることができます。
そもそも「ブレインダイブ」は、新子景視さんというマジシャンによるマジックを指します。このマジックは小さな気付きを積み重ねて「脳に直接アクセスするマジック」で、相手が考えていることがすべてわかってしまうものだそう。
彼との会話の中で、そんな小さな気づきを「指摘」して積み重ねるとよいでしょう。その際に気をつけたいのが、あえて彼のイメージと真逆なことを指摘すること。
例えば、明るそうな男性に「実は淋しがり屋なとこあるでしょ」と真逆の印象を伝えてみましょう。人には多かれ少なかれ必ず二面性があるもの。自分の第一印象と真逆のことを「実はこうでしょ」と指摘されることで、彼氏はドキッとするはず。
意外な言葉ほど真に受け、記憶に刷り込まれます。このタイミングこそ「俺のこと、そんな部分もわかってくれるなんて……!」と男性の心をグッとつかむチャンス。こうした「指摘」を含む小さな会話の積み重ねが、信頼関係を深める手助けをしてくれるのです。
彼に気持ちが伝わらない! と嘆くだけでなく、お互いラフに話せるようになるくらいになっているかが大切。そして、気負いすぎて自分自身の心のバランスを崩れてしまってないかのチェックも忘れずに。結婚というデリケートな話題を前にしても、自然体でいられるカップルを目指したいものですね。