今や日本の夫婦の3組に1組が離婚すると言われています。確かに周りでも離婚をしている夫婦って結構多いですよね。「結婚さえすれば安心」と結婚さえすれば、一生安泰と思っているけど実際そんな甘いものではないのかも。でも結婚をしていったカップル達もみんな最初は「離婚するなんてことはありえない」と思って結婚していったはず。なのになぜ皆離婚していくのでしょうか?なるべくなら結婚、失敗したくないという皆さんにとって、離婚経験者のお話を聞くのは非常に勉強になること。今回は離婚経験者の方達になぜ離婚したのか、取材をしてみました。実は意外な特徴があることがわかりました。早速見てみましょう!
離婚の原因
性格の不一致
一番はやはり定番の性格の不一致。恋人同士でもお別れするのは性格の不一致というところが多いのではないでしょうか。
- 「結婚前から“ここは嫌なところだな”って思っていたけど、我慢できるレベルだった。具体的には、わがままなところとか、自分の話しかしないところとか。でも結婚前はとにかく早く結婚したくて、そういう嫌なところとか別にいいやって思ったし、今は我慢できるし、結婚後は変わるかもしれないと思っていたけど、やっぱり変わらなくて、長年過ごして愛情が冷めてくるとそういうところが結婚前よりさらに嫌になってくる。喧嘩も多くなって、お互いの折り合いもつかなくなって、離婚した」(36歳 ダンサー 厚木在住)
- 「喧嘩がとにかく増えた。元奥さんは常にイライラしていた。最初は謝ったり機嫌をとったり頑張ったけど、自分も仕事が忙しかったし、限界。俺もわがままだったかもしれないけど、どちらにしろ仕方なかったのかな・・・」(35歳 IT企業 荻窪在住)
性格の不一致は、結婚してから顕在化したというよりも、結婚前から分かっていたけど、なんとなかるっしょと思って結婚してみたら、その合わない部分が起爆剤となり、いろんなことで喧嘩が勃発。そして離婚へ・・・というのが黄金パターンでした。完全に性格が一致する人はいないけど、ある程度自分が“結婚してこの嫌なところが許せるのか?”という視点で結婚相手を探すのは大事。明らかにこれだけは許せねえ!ということがあるのだったら、それを潰すか、結婚相手としてはやめたほうがいいのかを判断する軸となりそう。
不倫
今何かと世間を騒がせている不倫。やはり不倫が原因で離婚という人も2番目に多くいました。
- 「夫の浮気がいつまでたっても治らなかった。別に浮気するだけならいいけど、子供が生まれても子育てよりも、浮気相手とか遊び優先。こっちはこれだけ頑張っているのに!とさすがに許せなくて離婚した」(29歳 社長秘書 品川在住)
- 「大学の時に子供ができちゃって、大学院進学を諦めて就職して結婚したから普通の人が遊んでいる時に、遊べなくて。子供が大きくなって自分の稼ぎも少しずつ増えて自由な時間と自由なお金を手に入れたら、遊びが楽しくなっちゃった。そんなことしてたら嫁にばれて離婚。まあ当たり前ですよね」(28歳 地方銀行 あざみ野在住)
- 「自分の後輩と不倫をしていた。そしたらその不倫相手の方が大事になっちゃって、1年くらい関係を続けたけどその気持ちが変わらなくて。この状態で付き合い続けるのは旦那に失礼だなと思って、離婚した。ちょうど旦那と不仲な時でもあったから、タイミングなのかな」(37歳 インフラ 蔵前在住)
結婚前はただの浮気で済まされるけど、不倫は不法行為。自分がされた側だとしたら、慰謝料を請求できます。また、逆に自分が当事者になれば慰謝料を請求されます。不倫に陥ってしまうパターンで印象的だったのは、“結婚前に遊び足りていなかった“という人たち。そんな回答をする人が数人いました。すしたみなさん、できちゃった結婚などで、自分の覚悟ができていない状態で結婚を急にすることになった人たち。そんな人たちは子育てが落ちついて自由にできる時間とお金ができると、どうしても遊んでしまうようです。女としては関係ないよ!と思いますが、彼と結婚したいからといって既成事実を作って、無理やり結婚に・・・というのは意外に危険なのかも。また男性だけでなく、女性側が不倫をするというパターンもありました。不倫関係ならばいいですが、完全に不倫相手にハマってしまって、その人と真剣にお付き合いするために離婚するというびっくりな事例もありました・・・。
セックスレス
- 「昔は結構ヤッてたのに気づいたらヤラなくなっちゃった。というか俺はヤりたいのに奥さんがヤらせてくれない。実際相当ストレスだよ。好きなのに、できないって本当にいやだよ。お互いの関係も冷え切ってくるし。明らかに関係改善が見込めないし、きちんとそういうことが続けられる人がいいなと思って、離婚を選択しました」(38歳 SE 三鷹在住)
- 「元嫁を女性として見れなくなった。どうやってそういう行為をすればいいのかもわからなくなった。そして女性と男性の関係がなくなると、だんだん昔は許せたことも許せなくなっちゃって、喧嘩も増えて、愛もなくなって・・・って悪循環。もう関係はこのまま変わらないと思ったら、終止符を打ってしまった」(34歳 ウェブデザイナー 三軒茶屋在住)
セックスレスが直接的な原因ではなく、セックスレスになったことにより、お互いの関係が冷えてしまい、喧嘩や家庭内不和が生まれ離婚というパターンが多くありました。セックスレスは離婚の原因として立派に認められます。いわゆるセックスレスと言われるのは、病気などの事情がないのに1ヶ月以上性行為をしないカップル・夫婦のこと。皆さんは大丈夫ですか?また夫婦円満な人たちは、意外と定期的にセックスをしているという話を聞きます。たかがセックス、されどセックス。夫婦仲良くいるために、ずっとそうした関係を続けていける人というのが結婚相手としては大切な条件です。
親との確執
- 「嫁が俺の親に会いたがらなかった。いじめたりとかそこまでのことはないけど、やっぱりアタリが少しキツイかなあというところはあった。俺はフォローしたりもしたんだけど、彼女的にはもう限界だったみたい。そこが引き金となって喧嘩も増えた。自分の両親も嫁もどちらも大事。それでも自分の親のことを悪く言われるのは正直辛い。そんな関係が限界で離婚しました」(32歳 教師 我孫子在住)
- 「特に何をしているわけでもないのに、俺にすごく不信感を抱く義両親だった。不倫はもちろん、元嫁のことを困らせるようなことは一切していなかったけど、ちょっとしたことで疑われて。元嫁もその意見に引っ張られて俺のことを疑いだすし。それで最終的には“君のこういうところが嫌だと娘が言っている、だから離婚しろ”と言われて、離婚することに・・・。信頼関係が育めなかった自分が悪いのかもしれないけど、親との関係って大事だなあと思った」(28歳 テニスコーチ 上石神井在住)
最近はやりのワードで“毒親”というワードがありますが、結婚した後も過剰に子供の関係に口出しをしてくるような両親が原因で離婚、なんてパターンも少数ですがいました。結婚は家族が増えるということ。嬉しい反面こうしたリスクもあります。結婚前に彼の両親がどんな人なのか、また彼自身が結婚後両親との関係をどうしていくつもりなのか(意外にこれが1番重要だったり)を確認しておく必要があります。
問題のある人だった
- 「不安定な性格の人だったけど流産をきっかけに嫁がヒステリーを起こすようになった。何もしていないのに物を投げたり、殴ったり泣き出したり、死ぬって言ったり・・・。好きだったから一生懸命支えていこうと思ったけど、精神が不安定すぎて仕事にも行けない状況になっちゃって、これでは生活ができないと思った。それにナイフとかも持ち出されて命の危険もあったし。何度も病院に行くように言っているのに聞かないし、自分も限界でした」(28歳 人材 根津在住)
- 「もともとメンヘラだったんだけど、結婚後それがさらにエスカレートした。会社まで付いてきたり会社に何度も電話をかけてきたり、もはやストーカー化してました。仕事の都合で女性と連絡を取るとキレられたりとか。泥沼化して、離婚協議中は、彼女には接近禁止令が出ました」(39歳 コンサルタント 赤坂在住)
こうした結婚前から変だったけど、結婚したらもっと大変なことになってしまったという案件も結構ありました。もともと変な性格だったりする人って結婚後も治らないものです、三つ子の魂100までと言いますが、付き合っている段階で「これはおかしい!」と思うのであれば、結婚後もきっと変わらないです。ちょっとでも怪しいかも?と思ったらよく観察してみてください。あなたの命が危険にさらされないことを祈っています。
と様々な人の離婚エピソードを聞いてきました。セックスレスや不倫など違う場合もありますが、性格やもともとの性癖などは結婚したからといって変わりません。「とにかく結婚!」というのは本末転倒です。結婚前にこれは無理だな〜と思うところがあるとしたら、そこが離婚のトリガーになる可能性もあります。しっかり折り合いをつけるか、無理ならば無理で早めにお別れするのか、決めましょう。皆さんが素敵な結婚をできること、祈っています!