同棲からそのまま結婚、というのがベストなゴールです。でも同棲している間中ずーっと付き合いたての関係を維持するなんて無理なこと。外的な要因であれ、内的な要因であれ、”別れた方がいいのでは・・・”と悩むこともあるでしょう。一緒に生活をしているからこそ勇気のいる選択ですが、別れた方がいいかなと思いがあるのに結婚するというのは、後悔のもと。というかそもそも一緒に住んでいる人に”別れなきゃ・・・”と思いながら生活するのって苦しいですよね。
同棲からの別れは一緒に生活をしている分、情なども生まれやすくて別れにくい上に、別れるとなると新居を探さなければならず、なかなか腰が重くなるのも事実。でもそんな中で同棲から別れを選んだ人たちはどう行った理由でそうした決断に至ったのでしょうか?今回は同棲から別れを選んだ人たちに調査をしてみました。
環境の変化が別れを助長させる・・・?
- 同棲をしていた恋人との別れの原因ってなんですか?
- 心変わり・・・・・42%
- 価値観の違い・・・26%
- すれ違い・・・・・22%
- 性格の不一致・・・10%
一番多い別れの原因は、心変わりという切ない結果になりました。長年付き合い、同棲までしていると関係もなあなあになり、他の刺激に対して敏感になるということでしょうか。
早速皆さんの回答を見ていきたいと思います。
心変わり
- 「ずっと一緒に暮らしていて、嫌なところが目に付き始めた時に、私が転職して、新しい環境に移ることになって、そこで好きな人が他に出来てしまった。もう彼とはどうにもなれないと思ったから、同棲を解消してお別れしました。その後1年くらいでその彼と結婚しました」(28歳 人材派遣業 八王子在住)
- 「彼が浮気をしていたのを知ってしまい・・・。最初は知らんぷりしていたんですが、彼から振られてしまいました。浮気相手の方が好きになったと・・・。彼の心変わりですね。別れる時は本当に辛かったです」(29歳 IT企業 代官山在住)
- 「付き合っている彼よりも他に好きな人が出来てしまった。浮気の関係を続けていたけど、バレてしまい、お別れすることに・・・。結婚してなくてよかったと思います。結婚してたら慰謝料請求されちゃいますよね・・・笑」(27歳 広告代理店 新宿区在住)
やはり長く付き合って、同棲しているのに結婚はしないということは、結婚相手としては”ピンときていない部分”が根底にはあるのかもしれません。不思議と同棲していた彼・彼女と心変わりが理由でお別れした人たちは、その後心変わりをした彼や彼女とすぐに結婚したという意見の人が多かったです。心変わりをしてしまうきっかけとしては、新しい環境というキーワードがあるようです。転職や就職、転勤などのきっかけが呼び水となって心変わり、というパターン。長く同棲をしていて、彼が転職をしたことがきっかけとなって転機が訪れる、なんてシチュエーションには要注意。また逆にあなた自身がそういう環境で迷っている場合は、同棲解消、お別れというのは、自分が幸せになるためには正しい選択なのかもしれません。
価値観の違い
- 「なんとなくズレてるなーと思ってたけど、普通に生活する上では無視できる程度だった。でもだんだん年を重ねて、結婚についてリアルに考えたらそこがどうしても超えられないなと思って別れた。このままズルズル行くよりも早い方がいいかなって思って笑」(28歳 飲食業 荒川区在住)
- 「一緒にいる分には特に不満はなかったんだけど、結婚生活に対する価値観が違いすぎた。彼は“女の人は家に入るもの”っていう考えがあったみたいなのですが、私はあくまで働いていたいので・・・。2年ほど同棲しましたがそこのギャップが埋められず別れを選びました」(30歳 不動産 港区在住)
付き合って同棲しているだけだと、生活の基本的なところでの価値観の不一致はないと感じるようですが、こと“結婚”を意識すると今まで気にならなかった部分が急に気になるようです。一緒に生活をするだけなら、生活リズムや習慣などが一緒じゃないと困りますが、結婚となるとそれプラスアルファーで、子供の有無や仕事、将来etc…と考えなければいけないことが山積み。同棲の目的が「結婚をするための準備」と明確に決まっているとそうしたことはないのでしょうが、「なんとな〜く始めた」同棲だと「結婚」へ歪みができてしまうようです。
すれ違い
- 「同棲していたのですが、彼が転勤になってしまって、週に1度は帰ってきたりしていたのですが、どうしてもやっぱり前みたいに付き合うことはできなくて。付き合い始めならまだしも、ちょうど熱も冷めてきた時期だったので・・・。遠距離がきっかけで別れちゃいました」(31歳 建設業 武蔵野市在住)
- 「彼が転職してから、生活リズムがお互いずれてしまって。生活がすれ違うと思いもすれ違っちゃうみたいで。会うたびに喧嘩ばっかりで、“なんで付き合ってるんだっけ?”って思っちゃって別れることになりました・・・」(28歳 事務職 横浜市在住)
心変わり同様、環境の変化が同棲中の“すれ違い”の原因となっている模様。お互い環境の変化がないと、いつもの同棲生活が続くだけ。人は、変わることよりも変わらないことの方が楽なんですよね。だからいつもの同棲生活を変える勇気もなくて、ずーっと平行線な関係。逆に同棲生活以外でライフスタイルを嫌でも変えなければならない事情があれば、必然的に同棲における関係も変えなければならなくなります。そこで“変わってしまったもの“をきっかけにお別れしてしまうよう。ある意味でいいタイミングだったのかもしれません。
性格の不一致
- 「付き合い始めはそうでもなかったんだけど、同棲始めたら、彼の束縛がキツすぎて、無理でした。最初のうちは頑張って我慢してたけど、やっぱり限界がありました。外にも自由に遊びに行けないのは辛かった」(27歳 食品メーカー 狭山市在住)
- 「別れたのは彼のDVが原因。最初のうちは優しい彼だったんだけど、長く過ごすうちにすごいキレやすくなっていって、最終的には殴ったり蹴られたり・・・。別れ話をするとキレられるので、ほぼ逃げる感じで同棲を解消しました」(28歳 アパレル 中野在住)
- 「彼のでもでも星人具合に嫌になっちゃったんですよね・・・。何を言っても、言い訳ばっかりで。結局私がフォローしなきゃいけなくて助けてくれないって場面が多くて。あー一生これを続けていくのは無理だなあと疲れちゃって同棲2年でお別れしました」(29歳 テレビ制作会社 葛飾在住)
性格の不一致というよりも、問題のある彼氏や彼女だったという意見が多くありました。一緒に暮らしてみないとわからないところもあると思うので、”結婚前にわかってよかった”と思うしかありません。DVや重度のソクバッキーなどだと、自分の人生のために別れた方がいいでしょう。だけど自分に実害のない”彼の欠点”だったら、自分が許せる範囲で許してあげてもいいのかもしれません。だけど”もうどうしても彼の〇〇なところだけは無理!”と限界を迎えているのであれば、勇気を出してお別れの道へと進んだ方がいいでしょう。
さてそれぞれの別れの理由を聞いてきました。環境の変化等があったり、自分たちの関係を変えようとした時に、歪みが生まれてお別れすることになるようでした。結婚をせず、同棲関係を続けていくだけ、ということだったらお互い楽だし、変えるために何かを努力したりする必要もありません。でもそうした変化が生まれる時に、本当に二人の愛の強さが試されると言うこと。何かきっかけがある前に、なあなあで続けているだけだなと思うようだったら、お別れするというのも一つの選択肢かもしれません。