恋愛不感症の女性を対象にした記事はLipsでいくつか記事を書いてきました。恋愛不感症だろうと何だろうと、結婚をすると決めたのだったら婚活をして、誰かとお付き合いをし、その人と月日を重ね、プロポーズされて結婚していくという過程を踏まなければなりません。
そうです、背に腹は変えられないのです。付き合うところまではいつもすんなりいくんだけど、そこから結婚までの道のりがあまりに長すぎて、本当に結婚なんてできるんだろうか・・・と思わず遠い目になってしまいますよね。
さて他の恋愛不感症の女性はどうして結婚を決めたのでしょうか?経験者にその彼と結婚を決意した理由について聞いてみました。
仕事柄、土日休みじゃないことのハードル
- Lips Lady ステータス
- 名前 :ヒロコさん
- 職業 :不動産業
- 年齢 :32歳
- 学歴 :青山学院大学
- 年収 :500万円
- 交際期間:3年
- 好きなブランド:PLST
- 似ている芸能人:大政絢
不動産業と言っても色々ありますが、ヒロコさんはその中でも販売ではなく、マンションの管理を行っています。「理事会とかを取り仕切ったりとか、そういうことです。私は販売とかそういうことはしてないんですけど、マンションを購入したお客さんにより安全に気持ちよく住んでもらえるような活動をしていくような仕事です。仕事柄、マンションに住んでいる方とやりとりすることが多いので、割とかっちりした格好が多いですね。あとは理事会があったりするので、土日が休みじゃなかったりすることもあったり変則的な勤務体系です」。
そんな真面目なヒロコさんは、土日が休みじゃなかったりすることもあり、付き合う相手には結構苦労したりもしたんだとか。
「何回かデートを重ねると、丸1日デートしたいなとか思ったりするじゃないですか。相手のことをよく知るために。でも私が土日仕事だったりすると予定が合わなかったりして。付き合ってみても生活リズムが違うことが原因でお別れしたりとかもありましたね・・・」。確かに生活リズムが違うっていうのは付き合う上で結構ハードルになりそう。でもそれ以外にもヒロコさんが付き合う上でハードルになったことがあったそう。
恋愛不感症者特有のドライさ
「私は、あまり恋愛とかに興味がなくて。それで基本はドライなコミュニケーションしかできないんですよね・・・。それが物足りなく思われちゃうのか、別れちゃったりすることが多かったですね」
恋愛不感症の人たちが持つ悩みの一つとして、恋人関係なのに色っぽくなれないというものがあります。ヒロコさんも同じ恋愛のツマヅキかたをしていました。そこについては現在も変わっていないのでしょうか
「最後まで、ドライな所は変わらなかったですね笑。そういうことしようと思ってもそもそも無理だし、最低限の愛情表現でここまできました笑。もともと気持ちの盛り上がり自体もあんまりないんですよね。まあそういうことをあまり求めていない人もいますから、そういう人と付き合えばいいと思いますよ。もちろんそういうことできたほうがいいですけど、できなくても平気だと思いますよ」。
確かに、男性からしてみても過剰な愛情表現は“重い”と感じてしまう人もいると思いますので、丁度良い愛情表現を受け入れてくれる相手と一緒になるのが得策かも。そんな相手とはどこで出会ったのでしょうか。
「婚活とかチャレンジしてたんですけど、結局結婚したのは、友達の紹介で知り合った人でした。同じ不動産業会で働く人で、話も盛り上がったし、ライフスタイルも似ていて、付き合うことになりました。テンションも似たような感じで、お付き合いしている最中も特に違和感なかったし、いいな〜と思いました」。
恋愛感情はないけど、その他のメリットを見出したヒロコさん
だけど彼のことをいいな〜とは思う一方、恋愛感情を抱くまではどうしても行かなかったと言います。
「ドキドキしたり、ワクワクしたりすることはなかったですね。一緒にいると楽しいけど、落ち着くって感情だけ。普通はドキドキとワクワクの後にそういう感情って芽生えるものだと思うんですけど、私の場合はまずそれ。みんなが想像するいわゆる恋愛感情的なものは、基本ない・・・。28くらいまで生きてきてそれがなかったから、もうさすがに諦めましたね笑。一緒にいて不快じゃないということや、話が合うとかそういうところがクリアできる人ならいいかなって思ってました」。
最低限の条件とも思いますが、この最低限の2つをクリア出来る人ですら実は意外に少ないもの。そんな条件をクリアしてきた歴代彼氏の中で、なぜ結婚というゴールまで彼とは決意できたのでしょうか。
「付き合っていて、ここ!というところはなかったんです。あ、でも、誠実なところとかは良かったかな・・・。でも本当のことを言うと、現実的なんですけど、彼の実家がとってもいいところだったっていうのがありますね。私は東京出身なんですけど、彼も東京出身で、近かったんですね。で、付き合っている時も結構よく会いに行ったりしていたんですけど、すごくすごく良くしてくれて笑。こんなことは初めてだったから嬉しかったですよね。よく嫁姑問題とか言うじゃないですか。今の所そういうのはないかなあ。今でもそのことだけでも結婚してよかったなって思う。まあこれから先のことはわかんないけど、でも結婚って彼だけじゃなく、彼の家族とも関係ができることなわけじゃないですか。そう思うと彼の家族って大事だなあって改めて思いましたね笑」。
う〜ん彼の内面的なところで決めたのではなく、結婚後に関わってくる彼の周りのもので結婚を決めるというのは、恋愛不感症の人にとっては非常に合理的かつ理想的なのかもしれません。
彼と結婚するという決意は、彼の家族がきっかけだったというヒロコさん。もちろん子供が生まれたり、彼の両親に介護が必要になった場合や同居しなければならない場合などもあるでしょう。
その際に関係がこのままであるとは必ずしも言えません。だけど彼の家族が一体どういう人たちなのか?を知って、その人たちと家庭を築けるのかというのは、結婚する上で大切な視点。
嫁姑問題などで悩む人たちにとって、“彼の家族が好きだから“をきっかけに結婚しようと思えるのというのもある意味で幸せなのかもしれません。結婚を決意する際に、彼自身だけで判断しようとせず、彼の身の回りの環境などを見て結婚を決意してみてもいいのかもしれません。