意中のメンズにボディタッチしながら「さっすが〜♡」と感心してみたり、たいして興味のない(しかも当然知っている)知識のひけらかしに大げさなボディランゲージ+キメキメ笑顔で「知らなかったあ♡」と言ってみたり、彼のつまんない自慢話に「すごーい!」と目をキラキラさせて言ってみたり、谷間をチラ見せしつつ「センスいい〜♡」とセクシーアピール、極め付けには、だいぶ気持ちよくなってきた彼の「もう今日その話何度目だよ?」なんていうお話に「そうなんだ!」と一生懸命相槌を打つ・・・そんなことやってませんか?
「合コンさしすせそ」などの小手先だけのモテテクで本当の幸せが訪れる時代はウーパールーパーブームともに終了しました。御愁傷様です。
雑誌やネットに溢れる「小悪魔モテテク」。「ふむふむ、こじはるみたいなゆるふわボディに、女子アナ系のファッション、冬場は袖を伸ばして寒そうにすればいいのね?」なんて一応に参考にしてみるけど、寄ってくる男はハイスペとは名ばかりのザコばかり。なんだか誰かと真剣にお付き合いしようとすればするほど、自分が惨めになっていく・・・・なんてことになっていませんか?大黒摩季の「夏が来る」を聞いて「やっぱ摩季姉さん、分かってるわ〜」と一人スルメイカつまみに氷結一気飲みとかしてないですか?きっと「東京タラレバ娘」を見た田舎のお母さんも心配してます。
だけど妥協せず、アセらず、淋しさに負けなければきっといつか幸せになれるはず。ていうか実際のところ幸せって何よ?みんな結婚とか仕事とか頑張りつつ普通に生きてるけど、本当に理想の王子様と結婚することが幸せなんだっけ?というか今の彼氏と結婚しとけばとりま幸せになれるんかい?なんて袋小路に迷い込んでしまってないですか?ここらで改めて本当の幸せについて考えてみましょう。
ハイスペ婚だけが幸せじゃない。
ちまたでは、「ハイスペックな彼と結婚した人=問答無用で幸せ♡」みたいな価値観が蔓延っていますが、そもそもそれって本当にそうなのでしょうか?そんなハイスペ原理主義者たちの意見に飲み込まれ「いや〜やっぱり年収1000万円の商社くんじゃないと結婚なんて無理っしょ!」と迎合してみて、さまざまなモテテクを駆使し、いざ年収1000万の彼と付き合ってみても「ありゃ?なんか一生懸命彼に合わせてるけど、幸せの“し”の字も感じられてないゾ?おかしいな?」と違和感を感じてしまう。でも一度入信したハイスペ原理主義教を今更脱会するのもなかなか難しく、目を瞑りながら四苦八苦してハイスペ彼とお付き合いを続けている・・・なんてことになっていませんか?「ハイスペメンズの写真なんて絶対踏めない!」と熱心にハイスペを拝んでいる自分と、「こんなの絶対おかしい!」という違和感が自分の中でごっちゃごちゃになっていませんか?
現代のスクルージ女、ハイスぺ原理主義者たち。
クリスマスキャロルという話をご存知でしょうか?(常識人なLips読者はもちろん知っていると思いますが)守銭奴金貸のスクルージがクリスマスの日に過去、現在、未来の精霊と会い本当の幸せについて考えるというお話。
さて現代のスクルージ女たちのもとにも、大学の時に別れた過去の彼の亡霊が訪れることがあるでしょう。あなたにとっての彼の精霊は、ハイスペの亡者と化したスクルージ女に“お金もそんなにない、甲斐性もない、だけどなんだか一緒にいると安心してとにかく楽しかった”そんな記憶を呼び起こしてくれます。大学生の彼の精霊は記憶の中で、クリスマスの日にバイトしたお金でラ・ボエムを予約し、4℃のネックレスをプレゼントしてくれました。記憶の中のあなたはとても幸せそう・・・。でも「もう!そんなの今の幸せとは違うんだってば!」とそんな記憶がふと呼び起こされるたびに全否定するあなた。そして別の日には、あなたの元にキャリアや自分の気持ちを諦めそのハイスペ男とめでたく結婚したあなたの未来の精霊が現れます。周りから見たあなたは順風満帆そのものだけど、なぜか満たされない心。そして未来のあなたの精霊が今のあなたに問いかけます「本当にこれでよかったの?」と。
もう戻れない、そんなことはない!
周りのみんなに流されて、ハイスペ男と結婚することが幸せなんて本当でしょうか?またハイスペだけでなく、みんな結婚してるから私もした方がいいというのは本当でしょうか?“見せかけだけの幸せ”で満たされるほどあなたは単純な女ではないはず。もちろん自分で稼ぐ術がない女なのであれば、ハイスペとの結婚を焦ってすることはまさに背水の陣。手段は選んで入られません。だけど、あなたは違うのでは?自分の足でしっかり立つのに十分なキャリアを築けるはず。「結婚したほうがいい」という外野の声がうるさく感じることもあるでしょう。だけど、それはあなたが一緒にいて幸せな人と出会えてはじめて考えるべきことなのでは?ロースペだろうが、普通だろうが、ハイスペだろうが、どんな男と結婚するのも、別に悪いことでもなんでもありません。大切なことは、あなたが本当に一緒にいて幸せだと思える人、本当に心からあなたが愛せる人、そしてあなたを愛してくれる人と結婚すること。そしてそんな幸せを選ぶためには、「あなたが幸せだと思えることを知ること」が一番大事なのです。自分にとっての幸せという軸がないため、誰にとっても簡単に「幸せだ」と判断してもらえる「ハイスペメンズとの結婚」やら「誰でもいいから結婚すること」に逃げてしまうのでは?「誰がなんと言おうと、これが私の幸せなんです!」と胸を張って言えるのであれば、そんな外野の声は無視できるはず。
でもそんなのどうすればわかるんだよー!という声が聞こえてきそうですが、自分にとっての幸せを知るためには、様々な男性と出会い、一つ一つの関係を真剣に育んていくということの他にないのです。手間も時間もかかることかもしれません。今まで出会った条件は花マルだったけど「なんか違うんだよな〜」という彼や、条件以外は花マルだったけど、やっぱり「条件が大事!」とお別れした彼。その一人一人に感じた違和感や逆にぴったりきた感じってどんなものでした?そういうことを一つ一つ忘れないようにしましょう。 そしてあなたが幸せのために必要だと思う条件を整えておきましょう。自分の判断基準で「この人だ!」と思った時にきちんと結婚まで運べるように、もちろん自分を研鑽することも忘れずに。
幸せへの道のりは長いかもしれませんが、その判断軸さえ整えばあっという間!みなさん、頑張って行きましょう!