「お互い忙しいしなるべく会う時間を増やしたい!一緒に住めば四の五の言わず会えるんじゃないの!?」そんな思いで始めた同棲。同棲を始めたはいいものの「あれ?こんなはずでは?」と思ってしまうほどすれ違い生活・・・。妄想の中では「ダーリン起きて☆」とおはようのキッスで起こして、「気を付けていってらっしゃい」とめざましテレビの女子アナより爽やかな笑顔で彼氏を送り出すという、スピードワゴンもびっくりな甘―――い!(古い)朝の時間を楽しむアテクシ、だったはずなのに・・・。朝すら一緒じゃないってどういうこと!?と理想と現実のギャップに絶望したりしていませんか?
忙しい彼と付き合っている女性ならばぶつかるそんな壁。その壁が2人を破局まで追いやってしまったりすることもあるというのが現実。そしてそんな壁に正面からぶち当たってしまっているというLips読者のみなさん、お待たせしました。今回は超激務の彼をお持ちの女性が破局の危機を乗り越えたエピソードを徹底取材してきました。忙しさの壁を乗り越える秘儀とは一体どんなものなのか、早速聞いていきましょう!
破局待ったなし!のところから一気に持ち直した逆転劇
- Lips girlステータス
- 名前 :アオイさん
- 職業 :専業主婦(元メガバンク地域総合職)
- 年齢 :28歳
- 学歴 :東京女子大学
- 年収 :400万円
- 交際期間:3年5か月
- 住んでいる所 :仙台市
- 好きなブランド:DHOLIC
- 似ている芸能人:吉木りさ
「地域総合職という名前になっていますが、ほぼ総合職のような業務をしています。だから私もそこそこ忙しいんですよ。それでも毎日8時から9時には帰れてますが・・・。最近は残業もかなりうるさく言われるようになったので、もっと早く帰れる日もあるんです。だからまあ私は普通に忙しいサラリーマンと同じくらいですかね」。
普通程度に忙しいアオイさんが付き合っているのは、某大手不動産会社で営業として働くキョウヘイさん。
「不動産会社にもいろんな種類があると思うのですが、彼はマンションなどの販売をする営業なんです。なんだかすごい忙しかったり接待だったりで毎晩終電帰りや午前様は当たり前。またお休みも普通の人とは違うため、そもそも時間も休みもすれ違いなんです。私はたまに休日出勤はありますが、それも1年に数回程度。振替休日などを合わせて取るなどをしないと彼氏とゆっくりと会えないし、会えたとしてもなんだか彼は普段残った業務を休みの日も処理しなければならないなどでなんだかバタバタなんですよね。寂しいですよね」。
お休みの日もないくらい一生懸命働く彼とのすれ違いパターンはよくあること。
「そんな感じで付き合い始めもそんなに頻繁に会えなくって、でもお互い大切に思う気持ちもあるからなるべく時間は作りたいなあと思って、一緒に住み始めることになったんです」。
やはり一緒にいる時間をなるべく増やしたくて同棲を始めたアオイさんとキョウヘイさん。でもやはり先にも述べたようにかなり、すれ違い生活だったといいます「私は朝もかなり早く出勤しなければならないんです。だからなるべく早く寝たくて・・・。でも彼は深夜3時に帰宅とかも当たり前なんですね。で、朝も彼は割と早いほうなんですけど、それでも私のほうが早いんですね。ていうか万年二日酔い状態の彼なので、朝もそんな爽やかな感じにはならないです笑」。
ん~彼は相当激務なようで聞いているだけで彼の体調が心配になります。
「もちろん彼の体は相当心配していますが、大学時代野球部に所属していたりしたこともあって体力には相当自信はあるみたいなんですが、それでもねえ笑。あまりに忙しくって彼氏なのに音信不通も当たり前。私は同棲中もただ待っているだけの女でした」。
すれ違い、激務、音信不通。普通の女子であればもはやお手上げ状態。
「最初のうちは寂しくて、正直少し当たってしまったりしました。ん~彼も忙しくて余裕がないから結構イラッとした態度をとってくるんですよね・・・。ああ、これはよくないんだなってそこで反省しました。でも寂しい気持ちも募るし、自分はどうしたらいいんだろうとすごく一人で抱え込んでしまいました。もう私も限界かなって」。
そりゃそうだという結果。そこで彼からある言葉をうけたことがきっかけでアオイさんの過ごし方が激変するといいます。
あるきっかけで激変したアオイさんの心境
「どうしようかなあってもやもやしていたんです。もう別れちゃおうかなあって。そんなときに彼の会社の人たちとバーベキューをすることがあったんですよ。そこに私も連れて行ってもらって。なんか“ちゃんと彼女だったんだなあ”と思ってその時点でテンションが上がったんですけど笑。それで会社の先輩の奥さんとかも来ていて、女性同士で話すことがあったんです。そしたらその先輩の奥さんが“この人たち忙しいでしょう?笑。私も付き合いたての頃あまりに会えなくて絶望したの。でも、彼のことを支えるって思ってなんか彼が喜びそうだなって思う事たくさんしてあげたら結婚までこぎつけたよ。逆に忙しいから変な虫もつかないし、あなたと二人で暮らしているんだったらなおさらチャンスだよ”って言ってきて。
忙しい対価として普通のサラリーマンよりお給料ももらっているわけだし、結婚したら、たぶんガッツリ彼を支えなければならないんだろうなってそこでなんだか現実味が増してきて。なんか忙しいことに対して、もやもやしてたけど私、彼と結婚したいんだったとおもって。そしたら結婚にむけて任務追行するのみとおもったんですよね」。
そこからアオイさんの快進撃が始まります。
「普段私もまあまあ普通に忙しかったので、それを言い訳にして手を抜いていたところもあったんですけど、結婚の決意を勝手に固めた後からは家事を全部完璧にこなすことにしました。そして料理もたまにはやってはいたんですけど、毎日朝ごはんを作りました。お弁当は彼の業務的に外出が多くて持ち歩くのは重いと思ったんで作らなかったですがいつも決まった場所で食べるとかだったら、作ると効果的だと思います。で、土日は結構開いている時間もあったので料理教室に通ったりもしました。あとは彼が心地よいと思いそうなもので家を満たそうと思って家のこまごましたものを一新しました笑。あとはマッサージとかも喜ぶのでマッサージの勉強もしました。とにかく彼の好きそうなことは全部やろうと思って」。
何かに夢中になるというのは、心のもやもやを晴らす1番手っ取り早い方法。それがしかも彼のためになるというのだったらまさに一石二鳥。
「彼をただ待つ女から忙しい彼を支えるという方針に転換してから、彼が早く帰ってくる日が前より少しだけですけど、増えたんです。仕事も前は持ち帰ってやりにくかったみたいなんですが、ちょっと早く帰ってきて家で仕事するようになりました。私はもちろん邪魔しないですが、コーヒー持ってったりとかして。やっぱり彼の顔をみれればそれだけでうれしいし。そんなことが続いたある日、彼の転勤が決まりました。そこで“俺の答えは決まっていて、君が嫌じゃなければついてきてほしい”と言ってくれたんです。このときは本当にうれしかった、努力が実ったみたいな感じで。今はもっと彼を支えるために転勤先でがんばってます笑」。
と、アオイさんはとても幸せそうな顔で笑っていました。
やはり忙しい彼を支えるという姿勢が功を奏したようですね。忙しい彼をただ見守るだけじゃオブザーバーとして一生そのままの関係が続いてしまうでしょう。結婚というのは、家庭を作ること。家庭とはチームのようなもの。オブザーバーはオブザーバーでしかなくいつまでたってもチームの一員にはなれません。付き合っている最中も彼の仕事を支えるという気概が彼とあなたをチームへと導いてくれます。チームの絆さえ作れればあとはこっちのものです。チーム作りをぜひ忙しい彼とはぐくんでみてください。