「君は1人で大丈夫でしょ?」と1人で生きていることについては普段は何とも思ってないけどこんなこと新ためて正面切って言われたら、弱気の風が突然吹いてきて「本当にこれでいいのかな・・・?」と悩んでしまう夜もあったりしますよね。先人たちはこんな辛い夜をどうやって乗り越えてきたの?本当にこれでよかったのかできれば誰か教えて欲しい、と思いますよね。今回はバリキャリ女子のために35歳でバリキャリを貫いた独身女性の話を伺いました。
コンサル業をこなすバリキャリウーマン、どうして独身なの?
- Lips girlステータス
- 名前 :サナエさん
- 職業 :外資系コンサル
- 年齢 :35歳
- 学歴 :大阪大学
- 年収 :850万円
- 交際期間:1年
- 住んでいる所 :赤坂
- 好きなブランド:Theory
- 似ている芸能人:吉田羊
「んー独身でいるって決心したわけではまだないけど笑。昔ほど“結婚!結婚!”っていう風には思わなくなったというだけですよ」。大阪大学を卒業後、日系のIT商社に数年勤務した後、外資系コンサルティングファームからヘッドハンティングされ、現在の会社に勤め6年がたったといいます。
「前に勤めていた会社では営業をしていたんですけど、 新卒から勤めてもう8年近く経っていました。ほぼ女性の営業がいない職場だったんで、男の世界って感じで女性の出世が見込めなかったんですね。で、そろそろ転職しようか迷っていたら今の職場からオファーが来て、条件も前の職場の倍とかだったのでまあいいかな、と思って」。
コンサル=激務というイメージが浸透していますが実際のところについて聞いみました。
「んー。前の会社も激務は激務だったので、そんなに変わらないですけどね。今の会社の方が前の会社よりももっと大きなことができるのでやりがいはあります。でも気付いたら6年も経っているのか、早いなー」。
となんでもないことのように言っていますが、離職率もかなり高い職種ですし、結果が出なければクビになることなんてザラにある業界で6年間やってこれているというのがバリキャリということの何よりの証。また以前は結婚も考えていたと言っていましたが、どういうきっかけでキャリアを選ぶことになったんでしょうか。
「別に、モテないわけじゃなかったんですよ。なんとなくおつきあい、みたいな人は常にいたし。でもそれは結婚とかそんなことを考えられる人じゃなかったんですね、奥さんいたりとか、年上すぎたりとか。」
結婚を意識したのはなぜ?
ハイスペック女子あるあるの超ハイスペックな男性との情事(=結婚は考えられない関係)を地で進んでいたサナエさん。そんなサナエさんが結婚しようと思ったきっかけがあったと言います。
「30に入った時に、“あれ?私このまま一生一人?”ってふと家で思って、いやいやそれはまずいから結婚しなきゃ!ってすごい焦ったんですよ。親にも“仕事ばっかりしてないで、そろそろ結婚しろ”って言われたり。そんなことを思っていそいそと行動し始めました。それこそ結婚相談所にも行ったし、お見合いパーティーとか行ったりしました。私自身、別に婚活を始めた時は、そんな条件とかもなかったんですよ、私のことを理解してくれて、支え合える・・・本当に普通じゃないですか、多くは望んでないですよね!?笑。でも、婚活を始めて見てわかったんですけど、婚活市場にわざわざ乗り込んでくる人の中にそういう人が全然いなかったんです」
婚活にチャレンジしてはみたものの、自分のことを理解してくれる人がいなかったというサナエさん。
「例えば、結婚相談所でも、婚活パーティーでも私の年収や私の職業がネックになってビビっちゃって全然話せない、そんな人ばかりでした。そしてそんな中で、私のそういうものにビビらない人もいたんですけど、悲しいことに話が・・・全く合わないんですよね・・・」。
きっとサナエさんと対等に話せる人は世の中のサラリーマンの1%ほど。そしてそんな1%はすでに結婚している可能性が高いという悲しい現実。その他の99%の男にサナエさんの事を理解してくれるような懐のひろ〜い殿方を見つけるのは、産婦人科で処女を探すくらい難しいことでしょう(ていうかそんな懐の広い殿方は、結婚している可能性大というこれまた悲しい現実)。そんな壁にぶち当たったサナエさんですが、持ち前の真面目さでなんとかしようと試みたといいます。
「で、その話の全く合わない一般企業のサラリーマンとかと頑張って結婚のために付き合ったりしたんですよ。全くつまんない話を頑張って興味があるようにして聞いたりとか、普通のOLがしてそうなことを頑張ってやったりとか。半年くらい続けて、あー!もう無理!と思ったんです。本当に、そこからバッサリ。そして婚活もバッサリいきました」。
あまりにもいさぎの良い結論の出し方にこっちまで、すっきりしました。
「だって、だって!こんなの一生続けるの無理だったんですよ!婚活なんて無理にするもんじゃないですね。それにもし私の人生において結婚する必要があるとするならば、多分いつか自分も心からその人と結婚したいって思えて、相手にもそう思ってもらえる人に出会えると思うんですよ。つまり必要があれば出会うというか」。
確かに無理に誰かと結婚して不幸になるのは本末転倒。余裕もなく婚活をして適当な人と結婚、でも「これって本当に幸せ・・・?」と思ってしまうくらいだったら一人でいる方がいいという選択をした方が賢いのかもしれません。「でも子供産むのにタイムリミットがあるのはわかっているので、卵子を保存することに決めました!今は出産も代理出産とかもあるし。お金だけはあるので自分でなんとかしようと思って!」
ハイスペ女子だからこそ“自分のお金で自分の問題を解決”することができます。だから一人で生きる決断ができるんでしょうね。
「だから最初に言ったように、私はキャリアを選んだというよりも、結婚を無理にしないということを選んだだけなんですよ。もちろん機会があったら結婚もしたいし、子供も産みたいです。でも、私はそれのためだけに自分の人生を棒に振りたくないなあと思って」。
藁にもすがる思いでした結婚が意外にも不幸の落とし穴だった、みたいな話はよく聞きますよね。バリキャリ、ハイスペック女子だからこそ、選択できる道も沢山あります。ただ、1度は婚活にせいを出してみるのもいいかも?そうすることで自分がどっちを選択すべきかの答えも見つかるはず。また焦らなくても、お金でなんとかできる部分もあったりするのがバリキャリ女子の強み。焦って後悔してしまうような選択だけはやめましょう。