こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさん。そんな方々に「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第3回は「静電気ではしゃぐ男」です。
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静電気ではしゃぐ男は一瞬にして場の空気を破壊させる
乾燥したシーズンに、金属製のドアや人と触れ合ったときに生じる、パチっとした現象。これに、やたらと反応する人がいます。
「うわーーーー! 来た! 今、すっごいのが来たよね! うん、わーーーびっくりした―!!」
小学生か。そんなに静電気が嬉しいか。
静まり返った職場でも、落ち着いた雰囲気のレストランでも、はたまた、あなたとふたり、のんびり過ごしている日曜日でも。静電気ではしゃぐ男は、一瞬にして平穏な場の空気を破壊させます。
同性に嫌われやすい静電気ではしゃぐ男
これだけで、もう、大っ嫌い! という人もいます。
あずき総研で30代、40代の男性にリサーチしたところ、静電気に対して「ただ受け入れるだけ。なんとも思わない」という人が約4割。残り約6割のうち、「苦手・嫌い」と「好き」が半々でした。
もちろんどちらにも幅があり、苦手・嫌いな人の中には、「瞬間的に、うわ、嫌だなと思う」人から、「静電気のバチっに遭わないように、乾燥シーズンは静電気除去ブレスレットが手放せない」という人まで。
一方、好きと答えた人のほとんどは、「目に見えない物理を体感できることがジワジワと楽しい」という理系派で、「だって、おもしろいじゃん! ビビるじゃん!」という小学生派はごく少数です。
しかし、この少数派、「静電気ではしゃぐ男」系が彼氏の場合、要注意案件となります。なぜなら、「静電気ではしゃぐ男」は、同性からリスペクトされないからです。
静電気ではしゃぐ男は、静電気についてノーリアクションの4割ゾーンの男性たちからは「大したことじゃないのに、大げさな」と呆れられ、好き派の多数からは「そこまで騒がなくても」と冷ややかな視線が送られます。
そして、嫌い派に至っては「静電気も嫌いだけど、大騒ぎする人間を見ると地の底から怒りがジワジワと湧いてきて殺意さえ芽生える」というちょっとコワい意見も出るほどの嫌われようです。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いっていうやつですね。
静電気ではしゃぐ男は、同性にリスペクトされません。
あなたの「理想の結婚相手」リストに、「尊敬できる人」っていう項目はありませんか? もし、あるとしたら。自分が尊敬できる人ってどんな人だっけ? と、さらに深掘りしてみてください。同性にリスペクトされてなくても別にオッケー! であれば、ひとまずここはクリアです。
静電気ではしゃぐ男は「まさか」のときに頼りにならない
しかし、静電気ではしゃぐ男が要注意案件な理由は、もうひとつあります。
実際、静電気ではしゃぐ男が子供じみていてうるさい、というだけならば、なんだよぅ、うるさいなぁ、という程度のことです。イヤだなぁ、もう、こっちがびっくりするわと。
急に驚かされることが苦手で、騒がれるたびに彼氏への好きポイントが減っていってしまう場合は別ですが、そんなことくらいで、好きな人にダメの烙印を押すことないですよね。
逆に、くだらないことにも大きく感動できる少年の心を持っている、として、愛おしく感じようとすれば、できなくもありません。あなたが腕を振るった手料理を「なにこれ! すんごくおいしい!」と言って食べてくれるのも、びっくりすると大騒ぎする、静電気ではしゃぐ男特有のナイスポイントなのですから。
だが、しかし。その人が結婚を視野に入れた彼氏の場合。やっぱり要注意案件なのです。
なぜなら、突発的な事象に派手なリアクションをとる「静電気ではしゃぐ男」系は、人生の「まさか」のシーンで、同様のリアクションをするからです。
今、話題のドラマ『カルテット』(TBS系)でも、「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、まさか」というセリフがありましたが、人生には、想定外の「まさか」なことが、ちょいちょい起こるわけです。それは、頻繁に起こるわけではありません。でも、起こるときにはいきなりです。そう、それはまさしく静電気のように。
その「まさか」のシーンで、静電気ではしゃぐ男バリの反応をされたときに、どうか。
現象だけに反応して大騒ぎする。騒ぐだけで具体的な解決策を練らない。共有はできても、当てにはできません。こちらが困っているときに、「え! そうなの? うわ! まじで!? どうするどうする!?」とやられたことを想像してみてください。むしろ冷静になれて気が楽になる、というならアリだし、別に平気、自分でなんとかする! って思えるんでもアリ。
でも、ダメだわこいつ、使えねーわ…という思いしか出てこなかったとしたら、その彼氏とは難しいかもしれません。
2人で歩く人生は波瀾万丈か平穏か
そして、静電気ではしゃぐ男は、サプライズな刺激が好き、ということも忘れてはいけないポイントです。良いことでもそうでないことでも、平穏よりも刺激があった人生のほうが楽しいと思っている。人生にも静電気のバチっのようなサプライズを期待しているといっていいでしょう。
さて、ここで問題。あなたは平穏と刺激、どちらの人生を選びますか。
彼と一緒に波瀾万丈な、喜怒哀楽が大きい人生を謳歌する? 静電気ではしゃぐ男には、それを叶えてくれるポテンシャルはあります。それとも、冬の陽だまりのような、ほっこりとしたぬるま湯のような人生にふたりで浸かりたい?
また、サプライズな刺激が好きな人は、「これ、やったらまずいやつだ…」とわかっていることでも、手を出す傾向が高いです。帯電してそうなものに、わざわざ指を近づけるように。
だから、浮気しがちです。
まぁ、静電気ではしゃながくても浮気する人はするのですが、静電気ではじゃぐ男のいちばんの問題は、浮気に悪気がなく、そして反省しないところです。静電気にはしゃいだことを窘められて「だって、びっくりするんだからしょうがないじゃん!」と言い訳するのと同じ温度で、「だって、しょうがないじゃん!」です。
これを彼の愛すべきキャラクターのB面として許容できるかどうか。そこに刮目してください。
written by 白玉あずき