あんなに好きだった彼氏の事を「うざい!」と思ってしまうことは、長く時間を過ごせば、よくある話。
でも彼氏を「うざい」と思ってしまう瞬間と、「愛しい」と思える瞬間の比率が同じくらいになってきてしまった時に、別れるべきなのかそれとも続けるべきなのか、読者の皆さんの中にも迷う人は多いはず。また、「うざい」という気持ちがムクムクと顔を出すたびに、そんな風に思わせる彼氏がいけないのか、それともそんな風に思ってしまう自分がいけないのかと自分を責めてしまうこともあるでしょう。
このまま「うざい」に二人の関係が飲み込まれてしまうのではないか、そんな不安でもやもやしたとき、どちらを選択すればいいのか、編集部が取材した内容からお答えしていきます。
彼氏に何の問題もないのに...
彼氏のことをうざいと思ってしまい。自分を責めてしまうときのあるあるパターンとして上がったのが、彼氏に何の問題もない場合。問題のないはずの彼なのにイライラしてしまう場合。こんな時、自分を責めてしまいがち。
例えば、彼氏の話がつまらないと感じる時。
これは、決して彼がいけないわけではないし、そう思ってしまう自分がいけないわけでもありません。単純に感性が違うのです。もっとハッキリ言ってしまえば、会話における価値観がずれているのです。
別れる?別れない?その決断は、この「会話」をあなたがどれだけ、付き合いの中で重要視しているか、また彼の何が好きで付き合っているか、によります。
話がつまらないとしても、「彼の愛情深いところが好き」「彼の優しいところが好き」「彼の見た目がとにかく好き」などその「うざい」を埋めてくれる彼のいいところがあるのであれば続けていく方がいいと思います。
残念ながら、あなたの何かしらの努力で今後、彼の会話が劇的に面白くなることは難しいです。その関係を続けるべきかどうかのジャッジは、うざいと思ってしまうほどの「会話のつまらなさ」を差し引いても彼の好きなところがそれに勝るか、勝らないか、それに限ります。
優しすぎる彼氏
また、あるあるパターンの2つ目としてよく挙げられるのが、彼氏が優しすぎて、うざいと思ってしまうパターン。率直に言うと、優しすぎる彼氏のことを「うざい」と思ってしまうほどに気にするのは、時間と心の無駄です。
なぜなら多分、優しすぎる彼氏をうざいと思うのは「こんなに優しくしてくれているのだから、私も何かお返ししなきゃ」とか「仕事が忙しくて、今は彼氏の優しいとか優しくないとか気にする余裕がないから、構わないでほしい」とか、彼の優しさに対して、あなたが気にしすぎてしまっているんだと思いますが、気にしないでください。
大事なことだから2回言います、優しすぎる彼氏のことを気にしすぎないでください!
彼氏は、あなたに「何かしてほしいから優しい」のではないのです。自分が優しくしたいから、優しくしているだけなのです。このパターンの彼とお付き合いしている場合は、彼氏の優しくしてくれている限りは、彼氏に思いっきり甘えてみましょう。そしてあなたが余裕のあるときに、もらった優しさの半分でいいからお返ししましょう。そう思うと気が楽になりませんか? それでも気がひけるなら、「ありがとう」を連発してください。それで劇的に関係はよくなります。
束縛してくる彼氏
逆にお付き合いを考え直したほうがいいパターンとしては、彼の束縛がキツいなどのパターン。これに関しては、彼に問題がある場合が多い。もちろん、やきもち焼くくらいの可愛いものだとしたら「うざいなあ」と思いつつ、「それだけ好きなんだなあ、可愛い奴め」ですむ問題だと思うので、やきもちをやいてしまっている彼に「大丈夫だよー。私は〇〇くんしか見えないもん」とフォローを入れてあげましょう。
だけど、あなたの行動が制限されるほどの束縛、例えば「飲みに行くことは禁止」、「携帯電話のチェック」、「男と話すな、などの会話の制限」などのところまで来ている場合。それであなたがOKならいいけど、あなたが「うざい」と思った時点で、別れたほうがいいと思います。
思い出してみてください。最初に束縛が始まった時は、今よりライトな束縛じゃなかったですか?彼のことが好きなあなたは、「これで彼が安心するなら」とその彼の要求に対して反抗することなく、従順に従っていたのでしょう。けれど、その束縛がどんどんエスカレートしていかなったでしょうか。彼と喧嘩になったりするのも嫌だし、彼と別れたくないから、頑張っていいつけを守る、でもそんな風にお付き合いし続けるの、辛くないですか?
いつかこうやって付き合っていれば、彼氏が変わってくれるはず、だから今は束縛も我慢!と思って付き合っているのかもしれないけど、残念ながら、多分彼は変わらないでしょう。いや、もっと言えばさらに加速するだけです。
束縛をする彼は、あなたよりも、“自分ファースト”な人間なのだと思います。だって、あなたが行きたい場所へいけないことや、完全にプライベートなメッセージ送受信の履歴を見たり、喋りたい人と喋ってはいけないというのは、人として尊重されるべき基本的な権利が完全に無視されています。自分の大切な人に対して、その人の人としての生き方を尊重しないようなことをしろと言いつけるでしょうか。
「束縛」を「もう〜、私こんなに愛されちゃって」とうっとりする女子がいますが、はっきり言いますが、それは違います。なぜなら、愛とは相手を思いやることで、その人を受け入れるということだからです。「自分が不安だから相手を束縛する」という行為は、愛でも何でもありません。彼のエゴでしかありません。
でも、そんなことわかっているけれど、それでも彼のことが好きだし、どうしても付き合い続けたいと思うのであれば、そのままのあなたと彼との関係を受け入れて付き合い続けていくべきだと思います。
もし、彼の束縛が「うざい」と思ってしまい、今後の付き合いについて悩んでいるのであれば、束縛をする彼から離れて、自分の人生を楽しむというチョイスをするのも一つの選択肢であると覚えておいてください。
いかがでしたでしょうか。今回は、彼自身のことが好きなのに、彼を「うざい」と思ってしまい、自分を責めているあなたに贈るコラムでした。そんなことで自分を責められるなんて、真っ当な証拠ですが、責めたところでなにもいいことはありません。そうしてる暇があったら、まず心を整理しましょう。
彼のどこが好きなのか、彼のどういうところがうざいと思ってしまうのか、そして何より彼の行動は本当に愛があっての行動なのかなどをよく考えて、今後の付き合い方について考え直してみいてはいかがでしょうか。その上で、続けるor別れるを判断することをお勧めします。