彼:「結婚しよう!」
私:「はい!(キラキラ)」
...そしてそれから2人は永遠に幸せに暮らしましたとさ、チャンチャン。
そんなハッピーエンドで死ぬまで暮らせたらどれだけ幸せか。
そんなに甘くはできていないのが人生というもの。プロポーズされてから実際に結婚に至るまで(実際はプロポーズに至るまでもいろいろあったりするもんですが)に、様々な問題が浮上しがち。その山や谷の筆頭が「お金」のこと。うん、お金があったらいますぐ結婚だってなんだってすぐに踏み切れるのにな、と思う男女は多いのではないでしょうか。
逆に結婚についてリアルに考えるとお金が本当に必要なんだなと実感するため、なかなか「結婚」に踏み出せないというカップルも多いはず。とは言いつつも結婚前から、ビビりすぎじゃない?実際そんなにお金くらいでビビることないでしょ!だから早く結婚しよ♪と思うのは時期尚早。中流スペック同士の新婚夫婦に実際結婚に向けどれくらいのお金が必要か聞いてみました。
結婚するとお金が必要。専業主婦は夢のまた夢?
- Lips girlステータス
- 名前 :チヒロさん
- 職業 :福岡県の某地方銀行
- 年齢 :26歳
- 学歴 : 一橋大学
- 年収 :350万円
- 居住地 :福岡市
- 交際期間:2年半
- 好きなブランド:WILL SELECTION
- 似ている芸能人:加藤ローサ
チヒロさんは、2年半付き合った彼氏と昨年ゴールインを果たしました。彼氏は同じ会社に勤める4個上の先輩。
「結婚式はまだなので、今旦那が頑張って貯金をしています。必要になりそうなのは300万円くらいかなあ単純に考えたら。でも親からかなり援助が受けられる予定なので、そこまでギリギリの貯金はしなくて済みそうです」。
全て自分たち持ちというのは厳しそうですが親が結婚式のための費用をこっそり貯めておいてくれているというパターンもちらほら。そこらへんは自分の親にこっそりチェックしておくのはいいかもしれませんね。
「彼の財政状況はわかりかねますが、婚約指輪は私の好きなブランドのヴァンドーム青山で10万円ほどの指輪を買ってもらったので、そこまで出費ではなかったと思います」。
確かに女性は、結婚後のことだけ考えておけばいいですが、男性の場合は、婚約指輪も購入しなければならないため、婚約前から少しずつ貯めておく必要がありそう。
「ただ、結婚式が終わったら彼がいる東京についていくことになるんです。だからそこで新しい生活が始まるので、そのため引越しの費用がかかります。今までお互い一人暮らししかしてこなかったので、家具なども全部買い換えなければいけません。そう考えるとざっと100万以上はかかるかなあと思ってます。なので結婚式や諸々の費用と合わせたら必要なお金は400万くらいですかね。うん、大変だ笑」。
確かに、結婚前に同棲をしていないと、そうしたお金も新たにかかる出費でしょう。またチヒロさんは引越しに伴い、会社的には転勤という対応ができなかったため、東京に来てしばらくは専業主婦になるといいます。
「今の会社もできればやめたかったので、ちょうど良かったんですけど。だからしばらくは専業主婦です。でもやっぱり働かないと家計が厳しいので、東京で派遣でもいいので新しく仕事を探さなければいけないのが不安です」。
今よりもお給料が下がってもいいので、家計の足しになるような仕事を探すということですが、やはりそんな簡単にはいかないのが現状というところ。チヒロさんはあまり働きたくないと言ってはいましたが、結婚生活を始めるにあたりやはり働かないという選択はなかなかできないということでした。
指輪、挙式、新居...結婚ってやっぱりお金がかかる
- Lips boyステータス
- 名前 :アキラさん
- 職業 :一部上場IT企業
- 年齢 :32歳
- 学歴 :学習院大学
- 年収 :600万円
- 居住地 :船橋
- 交際期間:2年
- 趣味 :野球
- 似ている芸能人:松坂桃李
アキラさんは昨年で合コンで知り合った佐々木希似の受付嬢の彼女とめでたくゴールイン。結婚式も終了し、今は船橋の2LDKで新婚生活を楽しんでいるとか。
「婚約指輪は彼女がずっと憧れていたハリーウィンストンの150万円の指輪をあげました。そのお金も結構貯めなきゃいけなかったから大変でしたね笑」。先ほどのカップルとは違い婚約指輪もかなりの出費だったよう。それからアキラさんが結婚までに貯めた金額は200万円。結局そのお金だけでは足りず、両親からも100万円ほど借りたとのことです。「プロポーズしてから、結婚式に向けて2人で貯金を始めました。というか奥さんから強制的に結婚式費用のためにお金を給料から抜かれていた感じですが笑」。
このエピソードだけで、なんだか尻に敷かれている匂いがプンプンします。先ほどのチヒロさんはご両親が結婚費用を半分出してくれたということでしたが、こちらの新婚ご夫婦はご両親から借金をしていたとのことです。
「まあ借金と言っても、ご祝儀で返す予定だったので、借りやすかったですね。結婚式は100名くらいゲストを呼んで行いました。ゲストが多いとお金もかかってしまいますね」。
確かにお金は最初貯めておく必要がありますが、ご祝儀でバックもためある程度返ってくることは見込めますが、やはり自分たちで出す費用も結構あったそう。
「まあご祝儀があったとはいえ、結局100万くらいは出しましたね、自分で。ただ僕らが良かったのは、結婚前から同棲をしていて、家具などはすでにほとんど購入していて新しく購入するようなものはほとんどなかったことです。結婚前から住んでいた場所にずっと住むことにしていたので、引越し代もかからなかったですし。これが結婚後から一緒に住み始めるなどだったらもっと費用がかかってしまったなあと思います」。
先ほどのチヒロさんは逆にこの金額がかかってしまったと言ってしました。どちらもかかってしまう可能性があるということだと、かなり財政的には厳しいかも。
「新婚旅行は逆に、結婚式の費用の支払いをほとんどカードで済ませてマイルを貯めたので、そこまで重く負担は感じませんでした」。
確かに、結婚式が終われば新婚旅行。どこに行くかにもよると思いますが、新婚旅行にもお金はかかります。新婚旅行のことを考えてマイルを貯めるというのは非常に賢いですね。
「結婚式が終わっても子供ができた時のためにお金は貯めてます。常に100万くらいはあるようにはしたいんですけど、これがなかなか難しいんですよね‥」。
結婚式が終わってもやはり貯めていかなければならないお金。お互い独身同士だったら無限にあったようなお給料もやはり家族が増えると財政的には厳しいことが見込まれます。2人で過ごす間にある程度貯めておく必要があるようです。
結婚を考えるなら、お金の問題は避けて通れない
2名の話を聞きましたがやはり、プロポーズ〜新婚生活に至るためには300万〜500万円ほどかかるというのが現実なよう。最近は結婚式はお金のことから行わないという夫婦も出てきてはいますが、(離婚をしなければ)一生に一度の話なので、形だけでもいいのでやっておいた方が後悔せずに済みそう(後からやっぱり結婚式やりたかった〜と思っても、できるものではないですから)。
また結婚式以外にも引越しや、新婚旅行、男性の場合は婚約指輪など100万円単位でお金が飛んでいくイベントが盛りだくさんな結婚。もちろん「結婚式は簡素なものにして、新婚旅行にお金を使いたい!」など妥協点は見つけるべきです。しかし“お金がないから”という理由だけで全イベントスルーなどは後々のしこりになりうるので、そこらへんはよく考えましょう。
また結婚式などの一連のイベントが終われば貯金生活も終了というわけではなく、そこから子供を産む予定があったりするのであれば、一連のイベントが終了してからも貯金はある程度しておかなければなりません。そうした現実を見て、今勢いで結婚して本当に大丈夫!?と冷静になりましょう。また普段の彼の暮らしぶりを見て、貯金してそうかどうかも要チェックです。