みなさんにとっての「浮気のボーダーライン」はどこですか?「手を繋いだら」「二人でこっそり会ったら」「キスをしたら」など、さまざまな意見があることとだと思います。
たった2文字の“浮気”という単語をめぐって、今までどれだけの人が頭を悩ませてきたことでしょうか。“浮気”に関する歌も本も山のように世の中に出回っていますよね!“浮気”のボーダーラインいついては、一人で悩んでいてもしょうがないこと。人に聞いてみなければ、解決しない問題ですよね?
人の感覚は多種多様。それは浮気の定義についても同じことです。とくに男女間の感覚の差は間違いなくあるいえることが、今回のアンケートではっきりしたんです!
今回は25歳〜35歳の男女100人に、「あなたが思う浮気のボーダーライン」について取材してきました。男性の意見を参考にすることはもちろん、たくさんの女性の浮気の定義を知ることによって、あなたのなかの浮気のボーダーラインが束縛しすぎなのか、放任しすぎなのか、ということも見えてくるかもしれません。
Contents
男女100人に聞いた!浮気のボーダーライン
必要以上に連絡を取り合っていたら?
- (男性の意見)
- 「たくさん連絡をとっているから浮気、と言われるのは困りますね。彼女じゃない女性とも連絡くらいとりますよ。大学時代の女友達なんて沢山いるけど、友達だっていう確信があるからこそ、気取らずに連絡できるんじゃないですか」(26歳 会計士 水道橋在住)
- 「基本的に誰に対しても、あんまり自分から連絡しないタイプ。でも来たら返す。女性からラインがきて、こっちから終わりにするの面倒だから、あっちが終わらせてくれるまで返信してしまうかも。だから連絡回数は多いかもしれないけど、別にやましい気持ちは全くない」(30歳 通信会社 等々力在住)
- 「連絡の回数が多いくらいで浮気っていうのはさすがにひどくない?そこまで誰かと連絡を取っていたい訳じゃないし、むしろ面倒だとは思うけど、それにしてもやっぱり連絡多い=浮気 はおかしい!」(32歳 ライター 池袋在住)
男性陣は圧倒的に「連絡の多さで、浮気認定されてはひとたまりもない!」という意見が多数。とくにLINEでのやりとりでは、自分から切るのが面倒だから、ずるずると返信をする男性は多い様です。(ちなみに、面倒くさくなったときの返信はスタンプオンリーが定番とのこと。これは面倒くさがっている証拠なので「なにそのスタンプw」とか返信せず、すみやかにLINEを終わらせましょう)
男性チームが「連絡の多さは、浮気とは全く関係ない!」と断言する一方、女性チームはどう思っているのでしょうか?
- (女性の意見)
- 「彼女でもなく、仕事関係の人でもない人と、そこまで連絡取り合う必要ある?絶対だらだら連絡してたら「今度飲もーよ」っていう流れになるでしょ!浮気!そこからはじまるでしょ!」(28歳 ネイリスト 新宿在住)
- 「なにをそこまで話したいの?女友達とそんなに話すこと、ある?」(26歳 広告代理店 中目黒在住)
- 「彼が女友達とずるずる連絡取り合ってたら、結構気持ち悪い(笑)くだらないお喋りLINEをそもそも彼にしてほしくない(笑)」(30歳 CA 恵比寿在住)
女性陣からは「なぜ彼女でもない女性と、何回も連絡を取る必要があるの?」という声が多く聞かれました。たしかに、彼女でない女性と頻繁に、連絡を取り合う必要はあるのでしょうか。少し、それについて考えてみましょう。連絡、といえどもそのツールは様々ですが、連絡ツールの主流はもちろんLINE。ならばおそらく二人の会話はこんなかんじでしょう。
女:ねえ、今電車の隣に座ってる三代目系のお兄さんのイヤホンからプリキュア流れてるww
男:えwまじか笑 やばいな それ笑
この連絡の必要性は、一体あるのでしょうか? ええ、どう考えてもありませんよね。しかしだからといって、「でしょ〜?必要ないでしょ〜?なら、そういうことするの男たちに辞めさせよーよー」と思うのは早計です。よく考えてみてください。こんなやりとりのなか、ロマンスが生まれると思いますか?こんな連絡でときめきが生まれると思いますか?!?Lips編集部は総出で頭を振っています。
「できるわけがない!!!!」
と、いうわけで、「それ、必要ある〜?」という頻繁な連絡こそ、浮気の心配はないと言って良いものでしょう。もしも、あなたが「彼にはなるべく、他の女と連絡取らないでほしい!」と思っているタイプなら、自分のLINEを見返してみてください。
「今、会社の飲み会でアウェイなう」
「でたwつらいやつ(笑)がんばwww」
よくよく見返してみると、「厚さ0.03ミリ!」という内容ばかりではないでしょうか?そう考えてみると「こんな会話に嫉妬して、浮気認定しても仕方ないか〜」という気分になってくるはず。このテーマに関しては、女性のみなさんが浮気のボーダーラインを広げても良いもかもしれませんね。
二人きりで食事に行っていたら?
二人きりで食事に行く。これは、人によって意見が分かれそうなボーダーラインですよね。浮気認定する人が多いのか、否なのか。結果が気になります。まずは男性チームの意見から聞いていきましょう。
- (男性の意見)
- 「二人きりで食事と言っても、仕事の関係の人だったらしょうがなくない?取引先の女性との食事ほど気まずいものはないから、別に行きたくて行ってるわけじゃないし」(30歳 広告代理店 恵比寿在住)
- 「たしかに、下心があって女性に近づく際に、食事や飲みに誘うことは多いとは思う。食事に行くのは、一種のコミュニケーション。食事に二人でいくのは、“仲良くなりたい”という気持ちの表れではある。でもその“仲良くなりたい”の気持ちが、ビジネス的な意味であることも十分に考えられるので、二人きりで食事が浮気かって言われたらそれは違うんじゃない?って思う」(32歳 公務員 大宮在住)
- 「食事に行くだけでは決定的な浮気ではないと思うけど、興味のない人とは食事にそもそも行かない」(28歳 金融関係 汐留在住)
男性チームの意見も、若干バラバラ。しかし総合的にみると「浮気寄りだけれど、浮気でない行為」と思っている人が多いよう。「興味のない人とは食事に行かない」という意見が多く、「これから浮気に発展していくかも…?」といった下心があるからこそ、食事に誘うことは否めない様ですね。(※仕事で“行かなくてはいけない”食事の場は除きます。)つまり、男性にとって「二人きりで食事」は「これからこの人と浮気をするかも…」というムードを高めるための浮気の前戯に値すること行為だと言えますよね。(この結果を知ってから男性と二人で食事をしている最中に、みなさんが“うわ…今前戯中なのか…”と思わないことを祈ります)
次は女性チームの意見も聞いていきましょう。
- (女性の意見)
- 「彼が女と二人きりで食事をしてるときに、私は家で家事に追われてるところを想像すると腸が煮えくり返る。食事でも二人きりは嫌!」(29歳 美容師 駒込在住)
- 「会社の人だったらしょうがない、と言いたい気持ちは山々なんだけど、やっぱりどこか割り切れない気持ちがある。だってまずは、食事から始まるでしょ?」(32歳 医療事務 川崎在住)
- 「二人きりでいたら、どうなるか分からないのが男女の関係。なんで二人きりで食事に行く必要があるの!?ていうか女も女で、彼女持ちの男と二人で食事に行くな!」(33歳 スタイリスト 青山在住)
女性チームは圧倒的に「二人きりで食事はアウトでしょ〜」という意見でした。その食事の場ではなにも起こらなくとも、後々なにが起きるか分からないからNGとのことです。男性の下心ありきの食事の誘いを理解している様です。
食事をするとなったら、少なくとも1時間半程度は一緒に過ごすことになりますよね。そこでどんな心境の変化が生まれるかは定かではありません。ですので、「二人きりで食事」を浮気の範疇に入ってもおかしくない境界線です。
しかしおそらく、自分の足元にも及ばないスペックの、デブで不細工な女性と彼が二人きりで食事に行っていても、女性陣はなんのお咎めもしないはず。ならば、女性が嫌だと思うのは「美人と彼が二人きりで食事に行くこと」であり、デブスと彼が二人きりで食事に行っても、あなたは「ふーん」で終わるでしょう。(これを逆手にとって男性陣のみなさんは、女性と食事に行ったことがバレた時、「こいつと行った〜」と不細工な女性の写真を見せれば、彼女に怒られる確率がぐんと下がるはず。女は呼吸をするようにマウンティングする生き物ですので。)
つまり「二人きりで食事に行く」を浮気のボーダーラインとするならば、「二人きりで食事に行く(※ただし、相手が美女の場合に限る)」という注をつけて考えるのが、正しい浮気のボーダーラインと言えそうです。
体が必要以上に触れ合ったら?
手をつなぐ・キス・セックス、すべてにおいての体の触れ合いは、たしかに親しくない間柄では行われないもの。さすがにこれは、男性陣も観念して「これは浮気だ」と断言してくれるのではないでしょうか?
- (男性の意見)
- 「それは完全浮気」(27歳 高校教師 日暮里在住)
- 「うーん。浮気っちゃ浮気だけど、本能的にしたくなっちゃうことってあるから、なんとも言えない。けど彼女にされたら嫌だな〜(笑)」(34歳 カメラマン 西荻窪在住)
- 「彼女じゃない女性でも、誘わなきゃいけない雰囲気になったら、観念して誘う。そういう雰囲気にするのって女性の方からが多くない?」(30歳 飲料メーカー 新宿在住)
なんとここまできても、「それ浮気って言わなくない?」というテンションの図々しい男性はまだ一定数いるようです。“本能”という言葉を持ち出されても、女性には言い訳にしか聞こえませんよね。これに対し、女性陣はどのような意見を持っているのでしょうか?
- (女性の意見)
- 「これが浮気じゃないって言うやつの浮気の定義が知りたい!これはどう考えても浮気でしょ」(28歳 保育士 池袋在住)
- 「風俗に行って女の子を触るのは百歩譲って許す。でも、普通に生活している中で知り合った子との接触は断じて許さない!」(35歳 銀行員 吉祥寺在住)
- 「心は相手に移ってないから体の関係を許したとして、その人とセックスの相性が抜群だったらどうするの?絶対戻ってこないでしょ!」(34歳 ネイルサロン経営 麻布十番在住)
やはり、女性のみなさんは、「彼が他の女の子と触れ合うことは許せない」と思っているご様子。「断固として体の触れ合いは浮気!」という人が多かったものの、「風俗に行くのは浮気?浮気じゃない?」という別のテーマに考え込む女性は多そうです。
浮気相手の優先度が高くなったら?
体の触れ合いですら浮気の範疇としなかった男性陣に対し、「ではなにが浮気だと思いますか?」と再度質問したところ、多かったのがこの回答。「自分のパートナーではない女性の優先度が高くなったら浮気」という、いわゆる“心の浮気”を浮気のボーダーラインにする人もいるようです。
- (男性の意見)
- 「キスもセックスも別に好きじゃなくてもできる行為。だから体がどう、とかではなくて心が完全に浮気相手に傾いたら、浮気なんじゃない?」(33歳 経営コンサルタント 汐留在住)
- 「これは完全に浮気だよね。早く別れてそっちと付き合えよって話」(28歳 IT会社 品川在住)
- 「もちろん、女性の知り合いに緊急のなにかがあった場合は、そっちを優先することがあると思うけど、“なにか緊急の場合”なんてそうそうない。彼女以外の女性をいつも優先するのは、完全にそっちが好きになっちゃったってことだよね」(29歳 製菓メーカー 駒込在住)
「心が完全に相手に移行したら、それはまぎれもなく浮気である」と9割以上の男性が答えていました。そして、その心の傾き具合は、本命彼女と浮気相手の優先順位によってわかるものなのだとか。しかし、その意見の一方、「それは浮気であるけれど、本カノがいての浮気だからこそ、浮気相手に安心して夢中になれる」(29歳 通信会社 中目黒在住)
なんていう、本命彼女にとっては非常に迷惑な意見も。“頼む、日本男児。清廉なサムライ魂を思い出してくれ〜。”と叫ぶ女性チームの意見も、続いて聞いていきましょう。
- (女性の意見)
- 「一緒に住んでる自分よりも、浮気相手を優先するなんてありえない話。これより失礼な浮気の仕方ってないと思う」(30歳 アイリスト 新宿在住)
- 「なにもしてなくても、心が別の女性に写っているのが一番嫌かも」(28歳 エステティシャン 渋谷在住)
- 「浮気相手の優先度が高くなったら、結局そっちが本命ってことでしょ?そしたら、私がむしろ浮気相手にされるの?意味わかんない!」(29歳 飲食店経営 台場在住)
女性のみなさんは、想像上の彼の心の浮気対してかなりご立腹しながら、お答えくださいました。その結果が、実際一番堪えるのは、「心の浮気である」ということ。もしも彼が自分を抱きながら、他の女性を想像しているとしたら、確かに許せませんよね!
結論
今回の調査では、女性の考える浮気のボーダーラインが「体が必要以上に触れ合ったら」。そして男性は「体が必要以上に触れ合ったら」〜「浮気相手の優先度が高くなったら」を浮気のボーダーラインと考えているようです。つまり、「体の触れ合いも、浮気といえば浮気だけれど、心で浮気するほうが罪は重い」と考える傾向にある、ということですね。
女性にとっては体だけの関係も浮気の範疇にはいります。ましてや、彼が女性と二人きりで食事に行くことも浮気と考える女性も6割強と、過半数を超えた結果でした。(※ただし、美人に限る。ぶさいくなら許すという注意書きを添えて。)一方、男性は「心の中で一番、誰を好きかが大切なんじゃないの?」とふてぶてしい態度。草食系男子や絶食系男子ならぬ、飽食系男子も世の中には存在するんですね。
ここまで見てきましたが、浮気のボーダーラインは人によって微妙に違うものであり、一概に「浮気の境目はここ!」と言えないものでもあります。今回の結果はあくまでも参考程度に、お付き合いしている彼に「浮気のボーダーラインってどこ?どこからが浮気だと思うの〜?」と聞いてみるのがベストでしょう。
なお、意見が一致しないからと言って、怒らないよう、十分お気をつけて。相手を理解しようとして、浮気のボーダーラインを聞いたばかりに、喧嘩に発展、彼の浮気…なんて事態になったら笑えませんよね?