「最近ストレス溜まってるなぁ…」
と感じることはあっても、その原因について詳しく考えたことはありますか?
今回は男女別・年齢別に見たストレスの原因を探ります!
ストレス解消のヒントにしてくださいね。
そもそもストレスとはどういうものなのかご存知ですか?
元々は物理学でスプリングに生じるひづみを表す言葉でしたが、それが生命に生じたひづみを表す言葉として使われるようになりました。
つまり、ストレスとは体外からもたらされる害と、それによる障害をさします。
体に悪い結果となる現象すべてを併せて、ストレスといいます。
そして、ストレスを引き起こすもの(原因)を「ストレッサー」といいます。
ストレッサーは、私たちのまわりにとても多くあり、自分たちでも気づいていないものもあります。
ストレッサーを大別すると、おおよそ4つに分けられます。
①物理的刺激
物理的なものには、寒冷、暑熱、騒音などがあります。
②化学的刺激
お酒やタバコなどがあり、お酒やタバコでストレスを解消しようとしても、元々は強いストレッサーなので、かえってストレスが高まってしまいます。
③生物学的刺激
細菌やウィルス感染は生物学的なストレッサーになります。
④心理・社会学的刺激
対人関係や仕事によるストレスが当てはまります。
昨今、この部分がストレスとして大きく取り上げられています。
私たちの身のまわりには、これらのストレッサーがたくさんあり、いろいろな形で複雑に作用しています。
知らず知らずのうちにストレッサーによりストレスを溜め込んでしまっているのです。
厚生労働省の保健福祉動向調査による最近1カ月間の日常生活における不満、悩み、苦労、ストレスの程度をみると、
「大いにある」12%
「多少ある」42%
「あまりない」25%
「まったくない」17%
となっています。
ストレスが「大いにある」とする人の割合は
男性11%
女性13%
であり、一方、ストレスが「まったくない」とする人の割合は
男性20%
女性14%。
このことから、女性の方がストレスを感じやすい、ストレスに敏感であるということが言えると思います。
何らかのストレスがある人について、その内容をみると、「仕事上のこと」31%が最も多く、「自分の健康・病気・介護」「収入・家計」「職場や学校での人付き合い」が続いています。
性別でみると、男性は「仕事上のこと」が41%と際立って多く、女性は「自分の健康・病気・介護」「収入・家計」が25%を超えています。
年齢階級別にみると、24歳以下では男女とも「職場や学校での人付き合い」が最も多くなっています。
男性は、25〜64歳までは「仕事上のこと」、65歳以上では「自分の健康・病気・介護」が最多。
女性では、25〜54歳までは「収入・家計」、55歳以上では「自分の健康・病気・介護」が最も多くなっています。
また、最近のインターネットの普及もストレスを増加させる要因になっています。
コンピューターを長時間扱うと、眼球疲労や肩のこりなどの身体的ストレスを高めることに加え、SNSやメールなどによるコミュニケーションの手軽さが新たな心理的ストレスを増やしています。
このように、ストレスは現代社会の様々なところに転がっています。
気付かないうちにストレスを溜めこんでしまっている現代人は、自ら進んでリフレッシュをする必要があります。
ストレスを過度に溜めてしまうと身体的にも影響が出てきてしまいますから、自分の時間を作り、知らず知らずのうちに溜めてしまったストレスを解消して、身も心も綺麗にしていくのがいいですね。
自分の好きなこと、夢中になれることを見つけるのが一番の近道かもしれません。
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