私は擬似恋愛できるのが風俗の醍醐味だと思っていて、さらに言うと深い事情が関係しています。
見知らぬ女性と肉体関係を持っても、あまり恋愛感情は強まりません。
むしろ性欲を発散するために会ってくれる人にしか見えなくなってしまい、心まで満たされないのです。
どうすれば擬似恋愛が成り立つのかを問われたら、密かに想いを寄せている女性を想像するしかないと私は考えています。
風俗嬢の裸体から妄想を膨らませるのではなく、顔も含めて楽しめないと満足できません。
私には片思いしている女性がいて、今でも彼女のことを一日たりとも忘れたことはないです。
職場の先輩にあたる人ですから、なかなか積極的になれず軽い雑談が関の山です。
過去には彼女が婚約指輪をはめて出勤してきたことがあり、仕事が手につかないほど落ち込みました。
告白して心変わりさせようと画策したものの、プロポーズしたであろう男性のことを考えると一歩を踏み出せません。
そこで全てを諦められれば良かったのですが、意中の人はマシュマロ体型で巨乳という私が最も性的興奮を感じるボディの持ち主です。
一晩だけでいいから肉体関係を持ちたい気持ちが抑えられず、気がつけば地元の風俗店の一覧が見られるサイトにアクセスしていました。
すでに手が届かなくなった女性に酷似している風俗嬢がいたら、指名して存分に楽しもうと考えたのです。
世の中には似ている人が三人は存在するなどという話を聞いたことがあるので、運が良ければ擬似恋愛を堪能できるかもしれないと思いました。
ぽっちゃり系専門店を中心に探していると、体型はもちろんヘアスタイルまで瓜二つの風俗嬢が見つかりました。
意中の相手が風俗で副業している可能性も考えましたが、彼女は人が口を付けたグラスでドリンクが飲めないほどの潔癖症です。
風俗で男根を口で咥える姿が想像できなかったので、別人であるはずだと自分に言い聞かせました。
職場からそう遠くない風俗街に古くからあるソープなので、緊張しながら足を運んだのは言うまでもありません。
あらかじめ電話で予約しておいたので、店に入ってから個室に通されるまでの時間は短かったです。
ついに待ち焦がれた時間が訪れた瞬間に感じたのは、諦めなければ大抵の願いは叶うものだということです。
声は似ていませんが、外見は私が想いを寄せている女性そのものでした。
2時間たっぷり遊んだ直後の私は、次の給料日までの日数を頭の中で計算していました。
恋心が冷めるまでは、同じ風俗嬢と擬似恋愛に熱中して寂しい心を癒やしたかったからです。
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